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強烈なオーバーヒートの原因は塩詰まりでした。

皆さま、ご機嫌はいかがでしょうか。

現在、隣の隣の工場(南側)が火事で、大変なことになっています。

うちの工場の正面にも・・・

なので帰る事も出来ません。

たまにあるので、慣れてきました?

さてさて現在私を苦しめている重症の船外機の修理の続きです。

レンタルボートさんの、お客さんが壊してしまったBF15Dですが

新しいバルブが届きました。

丁寧にバルブを擦りスリして組んでいきます。

半日かけてなんとか組み上げました。

お一人退院です。

少し話が逸れますが、前から私を苦しめているこの「キャリングハンドル」ですが

困ることがあるのは、世界中で私だけなのでしょうか?

元々は小さくて使いやすかったのですが、途中で大きくなって

もう今はいない担当の方に意見を言って「なんで大きくしたのか」と聞いたら

「外人から手が入らないと苦情が来た」と言ってました。

あと「2人で両方から持てるので便利になった」とも・・・

それは認めますが・・・・現場でも会社でも15馬力はほとんど

1人で仕事していますが。

デッキが高めのボートの場合、ギリギリ引っかけることが出来ても

そのギリギリでチルトアップしたら、つっかえ棒みたいになって上まで

上がらないケースが結構あって(バスアルミボート、地場造船和船)

お客様に「切る」「外す」「そのままにする」の3択してもらっています。

写真の手前は以前外したやつ、向こう側は先ほどのバルブ修理したBF15Dですが

チルトアップするたびにつっかかるので、すでにひびが入っております。

私がホンダ船外機で唯一、改良されて悪くなったと思うところです。

ほかのメーカーのを見ても、昔の小さいのと変わらないと思うので

文句言った外人に文句を言いたくて15年ぐらい経ちました?

今さら変更しないと思いますが、出来たら自分で交換するので

昔の小型ハンドルを部品を復活させてほしいです。

そう言えば、大昔は何を言っても耳を貸してくれなかったなぁ~

その後担当になった、よく話を聞いて製品改良に生かしてくれた人が

また最近移動になったそうなので

またまた昔みたいにならないか、少し心配です。

お次は、インペラー新品にしてもオーバーヒートするBF15Dです。

工賃高くなりますが、ブロックをバラバラにしていきます。

「やっぱり!!」

冷却水路内に塩がいっぱいあります。

ヘッドも、ブロックも、「塩製造機」と化しており・・・

この針金を通して掃除している水路は、ゼリー状の塩で完全に詰まっていました。

係留保管で全然洗わない船外機と同等か、部分によっては

それよりヒドい詰まりです・・・(泣)

ブロック内部を守る犠牲になるアノードはすでに溶けて無くなっており

艦隊勤務の掟の定期交換をされていないどころか、

そのすぐ前の下向きに水を捨てて排気とミキシングする水路なんか

完全に詰まって水は流れていません。

洗ってなかったか、洗っていても洗えていなかったのでしょうね。

ちなみにお客様はカートップボートの方です。

何故、そういうかというと・・・

写真上の方の×の部分が、水道のホースをつないで

真水を通して洗うための「水洗ノズル」取付部です。

ここが一番、塩が詰まっていました。

つまり、せっかく装備されている「真水洗い」の機能を全く使っていなかったと。

これから何日も何日もかけて内部の塩の除去作業が始まると思うと

吐きそうです。

昨晩もワイヤーなどを使って2時間ほど掃除をしました。

エアを拭きかけると、塩の粉末がブシューと

吹き出します(悲)

これ、一か八かで適当な掃除で組むと、たまに

やり直しの刑になることがあります。

そして、その度にヘッドガスケットを破棄して

部品代が上がる上がる。

あと、私は当たった事は無いですが、Y博士に聞きましたら

シリンダーヘッドを交換するまで治らなかった超高額修理機も

存在するそうです。

ああっ、雷が鳴っていると思ったら、ゲリラ豪雨になりました。

これで火事も完全鎮火するかな。

消防士さんご苦労様です。有難う御座います。

規制をしていた警察官の方は雨具持っているのかな?

話を戻して、皆さん、可搬型ボートを持っている方は

現地でも、家に帰ってからでも、やらないよりは絶対に良いので、

確実に真水洗いをしてくださいね。

シーバスチャーターFUJIYAMAさんの船外機とか

係留保管ですが、毎回真水洗いされるので

ヘタな陸上保管の船外機より内部がきれいです。

宜しくお願い申し上げま~す。

 

 

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