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魔法の羽根

皆さま、ご機嫌はいかがでしょうか?

暑い日が続きます。

大阪湾では、それでも毎日、いい魚が上がっているらしいです。

多くの方々は、早朝に出て10時とか11時とかで帰ってくるとか。

皆さん、わかってらっしゃる!賢い!

本日は朝から「Hondaの2馬力の新品、即納できますか?」と

お電話を頂きました。

セットアップがあるので20~30分いただけたら用意できますというと

「羽根も付けてもらえますか」と言われました。

よく聞くと、プロペラの上に金属の羽根(スタピライザー?)を

付けてほしいとのことです。

ここからは私の私見も入りますが、

「ああ、あれ付けたら、たぶんスピード落ちますよ」

お客様「ええっ、マジですか?」

「海藻やゴミもひっかけやすくなるし、寝かせた時に足が上がって

燃焼室にエンジンオイルが侵入しやすくなりますよ、

たぶん燃費も悪くなると思いますよ」

「バケツで試運転する時、バケツに入らないし」

お客様「ならなんで売ってますの?」

「見た目が重視の、クルマのドレスアップパーツみたいなものですね」

お客様「なるほど、ほな、いりませんわ」で

すぐにご理解を頂きまして30分ぐらいで息子さんと購入に来られました。

通販で買うのと迷ったそうですが、うちの方が安かったのと

アフターサービスを気にしてとのことでした。

こんな暑い中のご来店、有難う御座いました。

しかし~この「スタピライザー」問題ですが、よく来店のお客様に

「F1のクルマにも付いているだろう」とか言われます。

「はい、付いています」

しかも前後に付いています。

でもこれ、

「直線の速度を上げるため」の物ではなくて

「コーナーで車体を地面に押さえつけるため」に付けています。

クルマが高速で曲がると、横向きの力で道路から飛び出しそうに

なります。

ので、フロントやリヤウイングでダウンフォース

(車体を路面に押し付ける力)を発生させて、

如何に飛び出さず高速で回るか、ということで付けています。

最近のF1では「DRS」と言って、直線で追い越しするとき、

リアウイングが「パカッ」と開いて並行になり、抵抗をなくして、

追い越ししやすくさせる装置が付いているぐらいです。

バスボートを販売しているディーラーさんは

皆さん当たり前のようにご存じですが、

直線スピードは船外機の高さを上げるだけで、簡単にUPします。

水に浸かっている容積が減って抵抗が減るからです。

1cm上げるだけで数キロUPするくらいです。

但し、あまり上げ過ぎると、

・ハンドリングが鈍くなって危険。

・走行姿勢、バランスを崩すことがある。

・冷却水の取り込みに支障がでてしまう。

・プロペラが水面より出すぎて、推力が減少する。

等の理由で、皆さん、速度VS他の要因の

せめぎ合いをチューニングしているのです。

(琵琶湖のハマチ社長、いつもアドバイス有難う御座います!)

速くなるなら、バスボートにスタピライザーを付けたらいいと思いますが

ほとんど付いていません。

15~20年ほど前にBARホンダのF1マシンが、どこかの砂漠(塩湖)で

何キロ出るか最高速アタックして、400Km/hを超えたそうです、

が、

リアウイングをわざわざ外してテストしたそうです。

これだけ何回も何回も

ブログに書いても

(いつも自分の力不足を痛感してますわ)

「2馬力に付ける、あの速くなる羽根、置いてますか」の問い合わせ

今後も続くのでしょう~ね。

そんな「魔法の羽根」あったら、私が自分の船外機に付けてますわ。

でも、自分のクルマには、リアウイング、大枚はたいて付けてます。

カッコいいですもん。

ひょっとしたら、コーナーで横すべり防止になる?

「遅くてもいい、たくましく育ってほしい」by〇〇ハム

しかし、〇嫁には、いつも「見掛け倒し」と罵られているんで~す。

ウェ~ン(泣)・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

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