Honda BF90DK5の3000時間点検を実施したっ!
皆様、ご機嫌はいかがでしょうか。
とあるマリーナさんに忘れて預かっていただいていた
愛用のデジカメが帰ってきました。
無かった約1か月間、とても不便でしたよ~
で、携帯電話で撮影した写真でブログを書くのは
今回がとりあえず最後になります。
さて今回は、チャーター釣り船で使用されているHonda BF90DK5の
メンテナンスを実施しました。
この船外機は使わないときは陸上保管していて、
5年目/3000時間の船外機です。
少し前からアイドルエンストが目立つようになってきていて
それの改善と消耗品の交換が目的です。
まずはタペット(バルブクリアランス)調整を実施します。

BF90DK5はクルマのフィットの1500ccのエンジンをマリンナイズした
非常に優秀かつ最新の技術を盛り込んだシステムが使われています。
低中速のフリクション低減のためのオフセットシリンダーに
ピストンにはモリブデンコーティングがされております。
低燃費の為のリーンバーンも行いますし、高回転時の
可変バルブシステムのVTECも当然のようについています。
加速装置「BLAST」が装備された最初の船外機が
このBF90Dの初期型BF90DK0で、途中でマイナーチェンジして
バルブ径の大型化やインペラーの小径化によるパワーアップなど
次々に改良されてDK2→DK4→現在のBF90DK5に至ります。
で、さすがに3000時間になってアイドルエンストするとのことですので、
バルブクリアランスの調整を含む3点セット整備を実施しました。
吸気側のバルブはVTECシステムが付いているからか、
いつもあまり詰まっていません。
排気側のバルブクリアランスは詰まっていたので、全部のバルブの
クリアランス(隙間)を調整しました。
次にアイドルエンストに効果があるのは、スロットルボディーと
EACV(エレクトリックエアコントロールバルブ)の清掃です。

外すとブローバイガスとホコリ?塩水?などの為に
ギトギトに汚れています。
このスロットルボディーの清掃時には弁のシャフトの両端に塗られている
モリブデンコーティングを溶かさないように慎重に
清掃を実施する必要があります。
ホンダ船外機に関しては、アイドルエンスト対策として
・タペット調整
・スロットルボディーの清掃
・EACVの清掃
を実施することで、効果を体感できることが多いです。
他にもレスポンスの向上、燃費の向上にも役立つはずです。
今回のBF90DK5も3000時間を過ぎているので
さすがに新品時よりはほんの少しのパワーの低下を感じますが
上記の作業でアイドルエンストが無くなり、不便さが解消して
普段使いの良さが蘇りましたよ。
消耗品の防食亜鉛(エンジン内部)とサーモスタット、

他にはスパークプラグ、燃料フィルターも交換しました。
インペラーもキットで交換し、朽ちるのが早いアルミ製の
ノックピンも苦労してステンレス製の、物に交換しました。

このウォーターポンプハウジングのノックピンですが、
焼いても叩いても取れないので
いつもドリルでゆっくり粉砕して外すのですが
センターに穴を開けられるか否かで楽さがかなり変わりますので
いつもすごく時間と手間が掛かります。
次回からはもう、朽ちないので交換しなくて良くなります。
現行モデルは他の馬力も含めステンレスになっています。
さて、完了したので下架していただいて試運転を実施しました。
このBF90DK5、本当に3000時間経っているのかとおもうほど
全体的に調子が良く、オーナー様が自分で100時間おきに
エンジンオイルを交換されていた効果が出ていると思います。

MFD(マルチファンクションディスプレイ)を取付されているので
100時間おきにメンテナンスの表示がされるので交換タイミングが完璧です。
この調子で4000→5000時間と全然使えますね。
明日はチャーターの予約が入っているとのことで
上架せず、係留のまま船外機に真水洗いを実施されていました。
きちんと水洗いできていれば、検水口からの水は
これくらいの距離、水が飛ぶという良い例ですね。
まだまだずっと使える耐久性に感謝します。
さて、明日からは新艇にBF135DK1のセット作業を実施します。
事情があって久しぶりに納期に追われた作業となります。
暑そうですね、明日も・・・・
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