とある船外機の修理と425馬力の話
皆さま、ごきげんはいかがでしょうか。
本日もRedBullを飲んでから、仕事開始です。
前回の鈴鹿GPは残念でした。
次のアメリカGPに期待して、応援です。
さて、現在修理で入院している船外機。
2ヶ月前まで調子良かったが、先日使おうと思ったら、
エンジンが掛からないということでお持込いただきました。
試運転しようとしますが、確かに掛かりません。
キャブを分解開始します。
「あれ~っ」
破れたガスケット(パッキン)が入っています。
「そういえばオー〇〇ョンで買ったと言ってたかな」
ジェットが詰まっています。
オーナー様、2ヶ月の間にキャブレターから
燃料は抜いていなかったと言っておられました。
4ストの生ガスも同じですが、
特に2ストの混合ガスは、1ヶ月以上未使用の場合、
キャブレター内の燃料を抜かないと辛いですね。
見積を書くのに部品を調べるため、エンジン番号を調べると、
「あれ?」
エンジンカバーは「〇馬力(低)」となっていますが、
製造NOプレートは「△馬力(高)」となっています。
キャブレターも調べますが、「〇馬力(低)」用が付いています。
オーナー様にお電話して訪ねます。
この状況はご存知無かったようですが、
検査は「△馬力(高)」で登録しているとのこと。
そりゃそうです。
JCI検査員さんは製造Noプレートで登録するはずです。
今回は少し驚かされました。
さて、Y社さんより
425馬力の船外機が国内発売するような話が・・・
VOLVOのディーゼルエンジンなら
D6あたりと同じ馬力ということですか?
船外機もとうとう400HP超えの時代に突入ですね。
船外機屋さんの1人としてはワクワクしています。
プロペラはどんなのを使うのか、
強大なトルクに関連するクラッチ/シフトのシステムの処理方法。
ギヤケース形状はF350Aと同じなのでしょうか?
春のボートショーで展示機を見学する楽しみが
また1つ増えましたわ~。
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