YAMAHA 8CMHS(1993)と8CMHS(1989)の点検整備
皆様、ご機嫌はいかがでしょうか?
GW真っ只中、海に行ってますか~?
また、お客様に高級お菓子をいただいてしまいました。
3時のおやつに、おいしくいただきました。
有難う御座いました。
4/29に修理お預かり機が数台おかえりになられたのですが、
5/1にまた数台、入ってきました。
仲良く並んだYAMAHA 8CMHS君達・・
こちらはBF2D4とBF2DK2君・・・・・
1台は本日、お返しできました。
修理後の試運転で微調整します。
こんなもんでしょう。
整備のご依頼で先にやってきた8CMHSのインペラーは
欠けはありませんが、かなり年数が経っているので
交換です。
スパークプラグは再使用できそうです。
キャブレターも清掃をします。
キャブレターの調整には、このようなデーター表があります。
前の会社のときに買ったものですが、これのおかげで
ヤマハ船外機の修理の仕事が出来ています。
次はあとから来た8CMHS君。
お父様から譲り受けられたそうで、
大切に扱っていきたいとのことで、総合点検の
ご依頼です。
ヘッドカバーをめくると・・・塩が溜まっていました。
スパークプラグも交換ですね。
28年前のサーモスタットですが、正常に動いていました。
さあ、どうしましょう?
交換をお勧めするつもりですが・・・
ウォーターポンプのパイプつなぎ目のゴムが居ません!
上のパイプに付いていました。
インペラーは、なにをやっても外れません!
たたき割ってはずすと、キーのもらい錆で
羽が固着していました。
さらにプレート下には、塩が固まってダムを作っていました。
場合によっては冷却水の流れに影響することもあるので
注意が必要です。
さて、今回の最大の山場、シフトレバーが全く動きません。
あちこち分解してみたら、アンダーカウルとレバー自身の
塩噛みによる固着と判明しました。
作業のため、パワーユニットを降ろします。
このレバーの固着に手を焼かされ、ムキになったのか
ゾーンに入ってしまったのか、
気づいたら22:00でした。
さあ、これで見積もりが書けそうです。
これら8CMH、今でも人気が高いですね。
修理もちょこちょこ入ってくるのですが
そろそろ部品の販売終了も出てくると思うので
私もパワーユニットのショートブロックの中古など
保管しているぐらいです。
あと、明日5/3~5/7までお休みをいただきます。
ご不便をおかけいたしますが、宜しくお願いしま~す。
最近15FMHのメンテをお願いした者です。
他社の船外機でも嫌な顔一つせず、しっかり直してくれると評判ですよ。
2スト愛好者は、まだまだ沢山いると思うので部品供給は止めてほしくないのですが、20年前の製品の部品が生産されているというのは良心的とも言えますね。
ちぬ太郎さま、コメント有難う御座います。ヤマハ船外機はインペラーとか消耗部品を昔から
余り変更されないので、昔のも現行タイプも同じインペラーだったりしていますので、
そういった面では旧タイプは救われて合理的で便利な考え方だと私は思っています。
また、多くのご来店の皆様が優しい方が多いので、嫌な顔をする必要がないだけだと思います。
たまに無茶言われたりしたときは露骨に顔に出ていたりしていると思いますよ。