未分類

もちを焼いているのではありません。

皆様、ご機嫌はいかがでしょうか?

本日、12月初めからのヘビーな修理の最終機が

やっと出来上がりました。

で、点検などの延期をお願いしていたオーナーの皆様に

受付可能になりましたとメールや電話をし始めたのですが、

お一人、「電話してませんけど・・」とご連絡が。

では、私誰と勘違いしていたのでしょうか?

BF20DかBF25Dの方だったと思います。

心当たりのある方、申し訳ございません。

受付可能になりましたので宜しくお願い申し上げます。

さて、その最終機のHonda BF90A XRTN君です。

個人売買で買ったら「あちゃ~」だったとのことで、

スイベルシャフト、チルティングパイプなどのヘビーな作業に

キャブレターOH、内部アノードの交換、インペラー交換。

さらにサーモスタットがなぜか入っていなくて、怖くて

ウォーターパイプ付け根のグロメットも点検することになりました。

人間なら「病気の総合商社や~」とか言われるパターン?

18-0

さて、ストーブで何をしているのでしょうか?

もちを焼いているのではありません。

船外機屋さんしかわからないですよね、すいません。

18-1

答えは、スイベルケース組み立ての準備です。

極まれにですが、出張でこの修理を実施してほしいと

言われることが有ります・・・・

私は10tもパワーが無いので、無理です。

もれなく船外機を外して持ち帰りで~す。

18-2

でも、ここ10年ぐらいの新型は、どこのメーカーも

この周辺の耐久性がUPして、修理することが無くなってきました。

それだけでも、無理して新品船外機を買うほうが良い理由に

なるというものです。

古い船外機はここにアースコードが無いので、現行のタイプと

同じにするため増設します。

18-3

M6のタップを切って・・・

18-4

パワートリムのシリンダーと直接アノードを連結するようにします。

これで、安心ですね。

インペラーも交換します。

プレート下が塩まみれになっていました。

18-5

前回の交換は、いつぐらいだったのかな?

ここ数年って感じではなさそうでした。

18-6

内部アノード全部交換が途中で追加になったので

排気側ウォータージャケットの中のを交換します。

18-7

逆のインテーク側も、当然交換。

設計が古いので結構分解しないと交換できません。

最近の機種はみんな、交換が楽になりましたので、オーナー自身でも

簡単に交換できるようになりましたね。

キャブレターのOHに入ります。

インテークマニホールドが昔の紙のガスケットなので、

時間を掛けて丁寧にそぎ落としていきます。

18-8

ここも最近は、どこのメーカーもOリングなどに

代わりましたので、修理が楽になりました。

そうそう、

「なぜお前はサーモスタットを外されていたのかな?」

聞いても、答えてくれません。

仕方ないので、徹底的に水周りを点検します。

18-9

時間も掛かるし、お金も掛かる。

ウォータースクリーン~ポンプを経由して

ウォーターパイプの上のグロメット部までは

OKでした。

来たときエンジンを始動したらクシャミをしたり、

回転ムラが有ったので報告したら、

キャブレターOHもご依頼になられました。

分解すると詰まりは無いが、全体的にほんのりと汚れがあるパターン。

「あれっ」

18-10

3番キャブのスロージェットの頭が砕けています。

外そうと思っても頭が無くて力が入らないので外れません。

本来なら、最悪はキャブレター本体交換ですが

詰まっていないようなので、組み上げ後の

試運転で判断することにします。

18-11

綺麗になりましたキャブレター。

全部組み上げた時点で夜の21:00を過ぎたので、

試運転は翌日、今日の午前中に実施しました。

同調など終了しオーナーにご連絡。

なにやら店頭に展示していた中古の8馬力もほしいと

急きょご購入、有難うございます。

先ほど2台積んでトラックでお持ち帰りになられました。

どれだけ長寿命なのでしょうHonda船外機

製造番号からするとBF90Aは1996~1999ぐらいになります。

一番古いパターンなら23年前、新しくても

20年前のエンジンがまだ走っている・・・

クルマではなく、海での話です。

いつまで使えるのでしょうか~

 

 

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。