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自分でメンテナンスすることは・・・・

皆様、ご機嫌は如何でしょうか。

先日、2回目の大阪万博に行ってきました。

せっかく向うから近くにきているのに、

一生に一度かもしれないし、

後半は混むこと間違いないし、

転売ヤーのせいで予約の取れなくなったパビリオンですが

何と、始発の次の電車で行って、開園まで2時間待った甲斐があったあったのか

アメリカ、大韓民国、イタリア、フィリピン、などあきらめていた多くのパビリオンを

堪能できました。

次は頑張ってフランス、エジプト、ドイツなんかに行きたいな。

えっ、まだ行くんかって?

行けるかな?

月初めの九州サービス出張のおかげで何もかも狂っていた日常業務ですが

ペースが徐々に戻ってきつつあります。

溜まってしまった預かり修理・・・

一時期は10台ぐらい滞留し、空の船外機台が無くなりました。

それでも皆様、本当に有難うございます。

ご自身できっちりメンテしていますと自信満々の

Honda BF2SK2君でしたが・・・

エンジンオイルが入れ過ぎで(これで全部ではない)

錆びたネジを2本、苦労して、苦労してはずして・・・

バルブカバーが錆びて穴が開いて

(現行モデルは材質がステンレス製になったのでもう錆びたりしないです。)

エンジンオイルが漏れていて

(漏れていても、それでも多く入っていた)

他にもキャブレターの汚れや燃料タンクのゴミ、極めつけは

スパークプラグが壊れていて

(交換されたとき地面に落とした?先端が曲がっていた)

正常に戻るまで非常に苦労しました。

自分でメンテナンス作業することは非常にいいことです。

でも間違ったことをして、それが原因で不調をきたしているなら・・・

私の言いたいこと、わかりますね?

次は2ストのTohatsu M2B君です。

エンジンが掛からないとのことで、本当に掛かりません。

無理無理何とかかけてもすぐに止まる・・・

何とか掛け続けようとすると、キャブを半分はずして空気を

増量しないといけないくらい空気がなぜか足りない。

(逆に言うと、ガソリンがめちゃくちゃ多い)

各部診断していくと圧縮が少し低いのでヘッドをめくりました。、

少し、抜けていたような感じです。

ヘッドをきれいにしました。

キャブレターもお客様が

「何度も?分解整備していた」と言われる通り、まあきれいです。

でも、何をやっても正常に運転できません。

思い悩んでトーハツさんのサービス室に、2馬力で自力で直せないのは

恥ずかしいですが、電話をして相談します。

色々アドバイス頂いて、それでも直らず、これが3度目?4度目のキャブレター

分解をしていると「あれ?」

「この先端のニードル(針)なんで縮んどるねん!」

触ると、伸びたり縮んだりします。

何で何で、縮んだらあかんのとちゃうの?

まさか、スロットルバルブにトラップがあるとは。

分解してみると・・・

ニードルを下に押さえつける役割を担う「7番」の

「スプリングレシーバー」が入っていませんわ!

申し訳ありませんが、あるべき部品が無くなっているとは想像もしていません。

カレーライスを食べた後に

「今日はタマネギが入っていなかったけど気づかなかったの?」って

言われた気分です。

他にトーハツさんのアドバイスで数点の部品を交換し、やっと直りました。

これも、ひょっとしたら自分でのメンテナンスが原因かもしれません。

(私は警察や探偵ではないので、犯人探しに興味はないので

直ったら、それで終了(完了)です。)

次は、自分でリコイルスターターロープを交換しようとしたら

ナットが緩まず(空回りする)と持ち込まれたBF2DHです。

「ナットを緩めようとしたらきつくて緩まない、どう言う事だ」と

ほんの少しですがご立腹のご様子でしたが

この箇所は場所的に少し微妙ですが、

基本的メーカーのスタンスはエンジンの分解は

プロに任せましょうと言うことなので、う~んと言う感じ。

ボルトからナット外すときめっちゃ固かったので

ひょっとしたら最初、逆に回したのかな?

キャップナットなので奥まで回すと「ロック」が掛かったみたいに

なることがあります。

予想通り、下側のねじ山は完全にズルズルになっていました。

他社では数万になることもると聞くねじ山の修正ですが

弊社でも数千円は頂いております。

そして他の馬力ではほとんどないのですが、2馬力だけ

・ネジつぶし

・社外品の取付

・違改造

が多いですね。

先ほどのTohatsu M2Bも燃料ホースが社外品に改造されていて

たぶん、耐油性はあるでしょうけれども、耐熱性は無さそうなので

オーバーヒートしたら溶けて火事になる可能性もあるのでは?

そしてアクセルも社外品のスロットルグリップ方式に代わっていましたが

エンジン下部の排気管に当たってケーブル表面が溶けていました。

他のところを通してあげようと思いましたが長さ的に無理で

排気管の事とかしらない人が作ったのですかね?

私は社外品は一切かかわらない主義ですから、これはお客様に

警告だけしておきます。

過去にディーゼル船で排気管の上にリモコンケーブルを這わせたバカがいまして

熱で溶けて操作できなくなって、と言うのを2隻ほど見たことがありますよ。

最後は、水没したのでとお持ち込みされたBF2DHです。

まだ当社で購入いただいて2回目の出航だったとのことで・・・

この、エンジンの前の部分、人間で言うと

ゲ〇を吐いて胸の部分が汚れたみたいになっているときは

放置するとそのうち(大体半年~1年後)

遠心クラッチの総替えの大変な修理になります。

で、うちで買ってもらっているので安くするからと説明して

バラバラにしての水没復帰を提案し、OKしていただきました。

分解すると遠心クラッチは予想通り海水と錆が混じった

「錆の池地獄」になっていました。

たぶん、半年も持たずにぶっ壊れたかな?

水没後(当日を入れて)たった4日間でこの通りです。

幸い、錆び落として復活できる範囲でした。

なるべく早く、仕上げます。

そろそろ梅雨明けの話がちらほらと。

もうすぐ一番好きな夏がやってきます。

マリン屋さんはなんとかかんとか言っても、夏が好き人が多いです。

明日からはBF225AK1の出張整備です。

毎年、整備のお仕事を頂いております。

本当に有難うございます。

先日の長距離出張の余波で実施が遅くなってすいませんでした。

K君に手伝ってもらって、がんばってきま~す。

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