Tohatsu MFS9.9Cがご来院
皆さま、ご機嫌はいかがでしょうか。
本日、「業者なのですがホンダの部品手に入らず困っている」と
電話を受けました。
Honda BF2Dも使っていて、その部品が欲しいとのことなのですが
「業者さんならエンジンを買った相手がいるのでは」と
聞くと、「実は、話せば長くなるのだが・・・」と・・・・で、お聞きすると、
本当に長い話なので要約すると、元々●●馬力はA社
2馬力はHonda BF2Dで業務を行っていたところ、
付き合いのあったお店がB社の船外機が良いというので●●馬力をほとんど入れ替えたら
半分以上が数年で、それもほぼ同じところが壊れたので
そのお店の方と人間関係が壊れて、疎遠になってしまったとのことです(悲)
怖い怖い、他人事ではありません。
気の毒なのでBF2Dの部品は送ってあげることにしました。
いや、あげるって上から目線ですよね、失礼しました。
ご購入頂きました。
今後ともBF2Dが頑張ってくれますように!
Tohatsu MFS9.9Cが修理でやって来ました。
官庁の方のをたまに触るので、普段からなじみがあります。
何やらオーバーヒートをしたような感じでとのことで・・・
オイル注入口キャップが溶けています。
かなり熱くなりましたね。
このC型はオーバーヒートのアラートや回転制御が
付いていなかったと思うので、運転者が気を付けないと
行けません!
インペラーの定期交換を怠るとか、考えられませんね。
もし私の親族が怠ったらお尻ペンペンです。
とりあえずエンジンを掛けないと状況がわからないので
準備をしていると、顔にガソリンが「ピュッ」と掛かって
握った手がびしょびしょになりました。
プライマリーポンプも寿命の様です。
トーハツさんのポンプは寿命まで硬化してカチカチにならず
最後まで柔らかく握れるので好きです。
で、掛けようとしたら予想外の事発生。
エンジンが掛かりません。
まあ、それで持ち込まれたので、話の通りか。
火は飛んでいるし圧縮も1000Kpaほどあるので
燃焼室に直接燃料を放り込むと「ボボ」というので
キャブレターを分解することにします。
「あれ、何だこの液体は?」
少量ですが透明の、ガソリンと分離している液体ありました。
キャブの内部もかなりの汚れで、オイルキャップが溶けて
外れた後に吹き出して半気化したエンジンオイルを
吸いましたか?
ジェットやノズルも黒く汚れています。
完全に詰まっていたように見えたのは、コレ?
微妙?
全体的にはかなり汚れ炊いたのですが、
エンジンが掛からないほど?
今から続きします。
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