Yamaha 8CMのウォーターパイプの交換修理
皆様、ご機嫌はいかがでしょうか。
出勤中の車内のFMラジオから、クリスマスソングが
流れております。
まだ今年中にあちらこちらに行ったり、やらないといけないことが
沢山あるのですが、間に合うのでしょうか?私。
さて、インペラーを換えよう分解したら、電気腐食で
ウォーターパイプが破断して持ち込まれました
Yamaha 8CMの修理を開始しました。
周辺機器を分離し、パワーユニットを分離します。
年式の割りにボルトの固着も少なく、スルスル分解できました。
「うわっ」
排気管に電気腐食で穴が空いています。
「困ったなー」
船外機の排気管は、クルマのような消音もしますが、
ジャンプや後進の時の急激な逆流で海水が
燃焼室に入るのを防ぐのが、
一番大事な仕事でもあります。
ど真ん中と、細く後へつながる通路が排気系で
写真下側と上側の小さな区画が冷却水通路です。
燃え残った2ストオイルや塩の塊を除去します。
お掃除終了しました。
このウォーターパイプが今回のお仕事のメインです。
真鍮製のパイプが電気腐食する場合、
喫水線付近が多いような気がします。
シリンダーブロック側の冷却水通路には
岩塩がこびりついていました。
当然、掃除して冷却性能を新品の状態に戻します。
ああ、マフラーの穴が悩ましいです。
せっかく安く済みそうだったのに・・・
排気通路の奥にシルバーに光る穴から、
ほんの少しピストンが見えています。
空いた穴から10cmぐらいしか距離がありません。
これ、マフラーとバーチカルシャフトのガイドを外す前で・・・
これ、マフラーなどを外して通路などをきれいに掃除したあとです。
少し、クランクシャフトのベアリングが錆びております。
「バーチカルシャフトのウォーターシールも
交換しておいたほうがよさそうかな?」
各通路に大きな腐食は見当たりません。
「あっ、そうやぁ~」
確か、8CMHの中古部品を残してあったのを
思い出しました。
「ありゃ~」
こっちも穴が空いています。
「使えねぇ~」
「いや、これじゃない」
まだまだゴソゴソします。
「あった!」
「おお、これや、新品にちかいわ」
内側もほとんど電気腐食しておりません。
安く付けられそうで助かりました。
さあ、見積を書いていきま~す。
あと、来週の12/4(火)、12/5(水)、12/6(木)は
申し訳ありませんがピットに居りません。
ご不便をおかけ致しますが、宜しくお願い申し上げます。
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