YAMAHA2Bの続きと明日のお昼は同業者と楽しく食べたいんですわ。
みなさま、ご機嫌はいかがでしょうか?
先日、修理に行ったマリーナで駐車場に戻ると、
ベテラン修理屋さんのNさんのクルマが横に停めてありました。
「あっNさん来てるんや」
あと30分ぐらいでお昼だったので、一緒に食事でもと
(おいしい石釜ピザでもと)たくらんで電話してみると、
「Hちゃんの斜め横のボートで仕事しとったんよ」とのことですが、
「まだオイル交換とか、○○とか、××とか、せな、あかんねん」
とのことだったので、あきらめて帰りました。
明日も、違うマリーナですが一緒になりそうなので、
お昼は久しぶりにみんなでワイワイおいしいご飯を
食べられるかな?
さて、先日の続きのYAMAHA 2B君です。
分解していきます。
混合ガソリンも、空冷用オイルを混ぜたとのことだったので、
タンク~キャブまで燃料を抜きます。
一番怪しそうな、キャブレターをばらしていきます。
案の定、メインジェットが軽く詰まっていました。
残オイルのカスみたいなもので・・・
2ストロークなので、バルブはここに付いています。
チャックをしておきます。
今回は直接関係ありませんが、ここも確認はしておきます。
過去に「水もでているし、関係ないから」とチェックせず、
何ヶ月かして電話があって
「前にそちらで修理したエンジンがまた故障した」と
怒られたこと何回かあります。
確かに、不親切だったかなと反省し、それからは
できるだけいろいろ確認するようになりました。
そしてアドバイスをします。
「来年ぐらいには交換してください」とか。
でもこのタイプ、確かギヤオイルを抜いてから、
ギヤケースをバラバラにしないと、インペラーは簡単に交換
出来なかった・・・ですよね。
さて、夢中で不具合箇所の修理調整が終わって、
試運転します。
検水口がないタイプなので、アイドルポートのカバーを
はずして、水を見易くして始動します。
勢い良く水がでてきました。
でもまだ「安心」ではありません。
ブロック周辺に水が「絶対」に回っているか、
検水口がないので・・・
温度計で計って、確認します。
あと、あちこち手で触って・・・
水はちゃんと回っている。OKです。
修理完了です。
オーナー様、本日取りに来られるとのこと!
最後は、キャブレターのドレンボルトを緩めて、
チャンバー内の燃料を抜いておきましょう。
そうすると、修理に持ち込むことも少なくなります。
「エンジンが止まるまで、掛けておけば無くなるのでは」
これは、たびたび店頭でお客様と朝まで討論会になります。
私は、ドレンボルトを緩めて確実に抜くことをお勧めします。
もし、どうしても納得できないなら、
エンジンが停止したあと、ドレンボルトを緩めて、
燃料がでてくるか、来ないか実験してみてください。
3~4回ほど試して、一度も、一滴もでて来ないなら
そのエンジンはその方法でいいかもしれません。
私が今まで実験した結果では、
100%全部、ぽとぽと燃料がでてきております。
帰港してきて、ドライバーで「スパッ」と抜くほうが
確実で早いと思います。
もったいない人は、コップで受けて、またタンクに
戻せばよいかも知れません。
さあ、明日は雨がどれくらい降るかな?
お客様がボートを回航してこられるようなので、
事前の打ち合わせでは雨でも合間、合間を縫って
強行作業の予定です。
CR-Vにパラシェードを積み込んでおくことにしま~す。
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