未分類

TOHATSU MFS2Bのフロート調整をした。

皆様、ご機嫌はいかがでしょうか?

昨日、帰宅途中にシルバーマークと車椅子マークのついたクルマを

強烈にあおっている国産高級ミニバンを見ました。

なにを考えているのでしょう?

さて、YAMAHA 5CMHの修理から。

ウォータージャケット内に塩でびっしりだったのを

掃除して、インペラーも新品に換えたので、

さあ、試運転を・・・

b-1

「んっ」

オーバーヒートはしなくなったのですが、

まだ検水口から出る水が少ないような?

「なんか見落としているわ」

いろいろ確認すると・・・

「うわっ・・これや」

b-2

ウォータースクリーンの中に塩がぎっしり・・・

これでは完全に水が上がらないわけです。

掃除して・・

b-3

水がちゃんと出るようになりました。

温度も5度ぐらい下がって、正常値になりました。

めでたし、めでたし。

さて、朝出勤すると、早朝に「もしもし」と

留守電が入っていました。

あいにく番号がわからず、かけなおしできなかったのですが

その後、お電話があり、

「キャブレター上からつながっている細いホースからガソリンが

出ていてエンジンはカブリの症状が出て調子が悪い」とのことです。

お客様はどこかの通販でゴムボートセットで購入されたという

前にも何度修理で来店されているTOHATSU MFS2Bの

オーナー様です。

7-14

その後、エンジンを持って来店されました。

コックを緩めるだけで、キャブレター上につながって

いる細いゴムホースから、勢い良くガソリンが出てきます。

「キャブレターがオーバーフローしています」

他のエンジンのキャブを使って、説明します。

お客さまは使用毎にかならずキャブレターの燃料は

きっちり抜いているとのことです。

キャブを分解します。

b-4

ニードル弁の閉じるタイミングを調べると、

フロートの浮く角度がほんの少し足りないような

気がします。

1mmにも満たない、たとえば0.1mmとか、

もっと少しフロート位置を調整します。

このタイプは単純に調整するとシャフトが通る部分を

締め付けてしまうので、何度も試行錯誤して

調整します。

その後、組立てて様子を見ます。

オーバーフローは直り、試運転も調子よくなって

調整がうまくいったようです。

横でオーナーと息子さんが注視されていました中での

作業でした。

原因は不明ですが、私の個人的な推測としては、

①ニードル弁先端のゴム部がほんの少々減った?

(先端の黒いゴムが弁です。これはBF2Dのもの)

b-5

②トリム角度の上げすぎで、フロートに影響が出た?

③もともと、フロート高さの調整がどちらかというと

微妙に低かった?

の、3つが合わさって起こっためずらしい現象かなと

思いました。

キャブレターはすごくきれいで、フロートも問題なく

動いていましたから・・・

最後にトリム角度を1段下げておきました。

2週間後にも釣りに行くとのことですので、

次はちゃんと仕事をしてね、

MFS2B君!

頼みますよぉ~。

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。