TOHATSU MFS15Cの修理と男はだまって抜くんですっ。
皆様、ご機嫌はいかがですか?
昨晩はBF15D1の修理でなにをやってもうまくいかず、
どうしたらいいのか?
頭を抱えて絶叫していた・・・夢を見てしまったワタクシです。
正夢にならないように祈るばかりです。
さて、予約をいただいていましたTOHATSU MFS15Cが
修理でやってきました。
エンジンは直ぐに掛かるが、高速まで回らなくなったとかで・・・
この「高速域ダメパターン」は、一番聞いてイヤな響きです。
焼き付きやバルブの故障でないと良いのですが・・・
スパークプラグは焼けすぎなぐらい良く焼けていて
不調の不の字も感じさせません。
少し気が楽になります。
圧縮を測ります。1番はいい数字が出ています。
2番もバッチシです。
もっと気が楽になります。
プロペラに当てた跡が有ります。
でも、滑っているようには見えません。
排気口がススで真っ黒です。
「もしや・・・・・」
「うわぁぁぁ・・・・」
オイルの入れすぎです!
「イヨ~っ、やっちまったな~ぁ」
「男はだまって・・・」抜きます。
正常量になりました。
でも、エンジン(排気通路)内部に堆積したススは・・・
・・・どうしてもというなら、取れないことは・・・
無いですが・・・バラバラに・・でも今回はしませんので・・
やっと試運転に入ります。
確かに、掛かりは良いですがスロットルを開けても
一瞬ブブッと吹けて、直ぐに回転が下がります。
緊張感を含んだ空気が漂う中、あちこち
点検をしていきます。
「あった!!」
ここが緩んで滑っております。
お客様のおっしゃる症状とも一致します。
他のところも確認しますが、異常はなさそうです。
何度も最適の位置に微調整し、最終的に
ロックタイトで緩まないようにしました。
エンジン、復活です。
「ああ、簡単なところでよかった」
試運転が終わってキャブの燃料を抜いておきます。
この、埋め込まれたOリング、大好きです。
このゴムのキャップも、TOHATSU船外機の
私が好きなところの1つです。
各社、コストダウンに必至で絶対必要な部品以外は
知らぬ間に無くなっていたりする時代ですが、
ユーザー目線のこういった部品は大好きです。
昔は付いている船外機いろいろあったんですけれども・・・
すぐに直ったご褒美にきれいに洗ってあげます。
「あっそうや、チルトの相談も受けてたわ」
サービスマニュアルを見たり、メーカーさんに
確認をしてみます。
R(後進)だけ上がらないのが正解のようです。
これでN(中立)でもチルトアップできるようになりました。
少しずれてしまったようです。
電話したらお客様、喜んでおられまして
近く取りに来られるということです。
よかった、よかった。
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