未分類

TOHATSU M9.8Bの整備の続き

皆様、ご機嫌はいかがでしょうか?

お盆休みが終わって、あちらこちらの

業者様より修理のご相談のお電話が

入ってくるようになっています。

F-1

60FETOはオイルの警告が鳴りっぱなしでした。

F-3

このレンタルボートは、船体に海水が入ってくるとのことで、

イケススカッパー部をFRPで塞ぎました。

お客様が度々砂浜に乗り上げしたのが原因かも知れません。

F-6

この新しいBF9.9DK2は初回点検。

F-7

調子はバッチリでした。

その他、出動はしていませんが、BF130AXや

BF225A2で苦戦されているお話も聞いております。

がんばってください。

さて、先週末にお引渡の終わったTOHATSU M9.8Bの

整備です。

部品が入ってきたので再開しました。

F-8

仮組みで試運転したときにエンジンがシャクるので

徹底的にキャブレターをオーバーホールします。

燃料ポンプのダイヤフラムも10年間仕事をしてきて

ビロ~ンと伸びていたので交換です。

F-9

インペラーも心配していたボルトの塩噛みも軽微で

無事に交換出来ました。

F-10

プロペラ前の糸巻きをチェックしようとしたら

塩噛みではずすのに苦労しました。

チェック後はグリスをたっぷり塗っておきます。

たまに、

「修理してもらったあと、オイルが漏れるように

なったぁぁ~」とお電話いただくことがありますが、

このグリスが排気熱で溶けて出てきているのかも知れません。

そんなときは少し、様子を見てください。

F-11

グリスアップも行います。

F-12

試運転をおこないます。

シャクリが無くなって、キャブOHに成功したようです。

良かった。

F-13

キャブの調子が良くなったので、アイドル回転が

上がりました。

F-14

上がった分を少し調整しておきます。

F-15

配線がぶらぶらしていて、フライホイールに擦ると

イヤなので、念のため結束バンドで固定しておきます。

F-16

運転後は必ずキャブレターのガソリンを抜いておきましょう。

それだけである意味「医者要らず」です。

オーナー様、安く済んだと喜んでいただきました。

サーモスタットも交換できたら完璧だったのですが、

それだけが心残りです。

10年間活躍してきたM9.8B君、

まだまだ新品に近いくらい絶好調です。

これから魚のおいしい秋の釣りシーズンに入ります。

船外機の活躍はまだまだ続きま~す。

 

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。