TOHATSU M9.8Bの整備の続き
皆様、ご機嫌はいかがでしょうか?
お盆休みが終わって、あちらこちらの
業者様より修理のご相談のお電話が
入ってくるようになっています。
60FETOはオイルの警告が鳴りっぱなしでした。
このレンタルボートは、船体に海水が入ってくるとのことで、
イケススカッパー部をFRPで塞ぎました。
お客様が度々砂浜に乗り上げしたのが原因かも知れません。
この新しいBF9.9DK2は初回点検。
調子はバッチリでした。
その他、出動はしていませんが、BF130AXや
BF225A2で苦戦されているお話も聞いております。
がんばってください。
さて、先週末にお引渡の終わったTOHATSU M9.8Bの
整備です。
部品が入ってきたので再開しました。
仮組みで試運転したときにエンジンがシャクるので
徹底的にキャブレターをオーバーホールします。
燃料ポンプのダイヤフラムも10年間仕事をしてきて
ビロ~ンと伸びていたので交換です。
インペラーも心配していたボルトの塩噛みも軽微で
無事に交換出来ました。
プロペラ前の糸巻きをチェックしようとしたら
塩噛みではずすのに苦労しました。
チェック後はグリスをたっぷり塗っておきます。
たまに、
「修理してもらったあと、オイルが漏れるように
なったぁぁ~」とお電話いただくことがありますが、
このグリスが排気熱で溶けて出てきているのかも知れません。
そんなときは少し、様子を見てください。
グリスアップも行います。
試運転をおこないます。
シャクリが無くなって、キャブOHに成功したようです。
良かった。
キャブの調子が良くなったので、アイドル回転が
上がりました。
上がった分を少し調整しておきます。
配線がぶらぶらしていて、フライホイールに擦ると
イヤなので、念のため結束バンドで固定しておきます。
運転後は必ずキャブレターのガソリンを抜いておきましょう。
それだけである意味「医者要らず」です。
オーナー様、安く済んだと喜んでいただきました。
サーモスタットも交換できたら完璧だったのですが、
それだけが心残りです。
10年間活躍してきたM9.8B君、
まだまだ新品に近いくらい絶好調です。
これから魚のおいしい秋の釣りシーズンに入ります。
船外機の活躍はまだまだ続きま~す。
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