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TOHATSU MFS9.8A3のギヤケースの分解

皆様、ご機嫌はいかがでしょうか?

なにやら来週は日本海側が雪になりそうとか・・・

BF135A4の整備の依頼がありまして、来週行こうと

思っていたのですが、延期になるかな?

さて、先日の修理の続きです。

まずYAMAHA 4ASですが、塩噛みでボルトが折れて(泣)

4-8

私、ネジ穴の再生は苦手というか、時間が掛かって

しまいます。

なので、ゆっくり、ゆっくり・・・・・・・

4-9

なんとか出来ました。

ご返事待ちで保留中のF8CWHLは・・・

F8C

少しずつですが、確実にオイルが垂れてきます。

ひょっとしてひょっとしたら電食でオイルパンに

穴があいているのか?アノードをなかなか換えない方、

真水洗いを一切しない方。

こうなってからでは遅いですよ。

9.8-1

さて、ギヤオイルの入荷で入院したMFS9.8A3の

ギヤケースのOHです。

9.8-3

これはめずらしいところから圧が漏れてきます。

9.8-4

ガスケットの密着面に塩の痕があります。

ここが抜けていたのか・・・

9.8-5

少し手で上に上げましたが、ガスケットの下側も

抜けていたようです。

9.8-6

プロペラシャフトと固着しているスラストワッシャを

抜きます。

9.8-7

リヤ側のギヤ歯もボールベアリングも無事そうです。

9.8-8

フロント側も同様に、無事のようです。

しかし・・・・

9.8-9

バーチカルシャフト側のボールベアリングが

錆びていて・・・・(悲)

オーナー様、¥562-なので、交換しておきます。

9.8-10

ギヤケースは一旦水が入ると、ギヤオイルがネバネバ

だからか全部分解しないと、確実に水を抜くことが

難しい場合が多いです。

よくプロペラシャフトのオイルシールが抜けた場合、

外から器用にシールだけ抜いて新品に打ち換えされる方が

いますが、今回のように中の部品が錆びていた場合、

時限爆弾のようなもので、何年か後にバラけて

内部のギヤに噛み込んだりして破壊してしまうことが

まれにあります。

基本的には全バラをお勧めいたします。

さて、部品がきましたので、組立てに入るとしま~す。

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