TOHATSU M2BとHONDA BF2D4の点検修理はCOOLツナギを着て・・・
皆様、ご機嫌はいかがですか?
ここ数日、お昼間は夏のような暑さになっていますね。
ワタクシは新しいHONDA「COOL」半袖ツナギを着ているので
ご機嫌で暑さをものともせず仕事が出来ています。
このメッシュタイプのツナギ、本当に涼しくて
助かっています。
先日、販売開始になって、早速購入しました。
軽さも、大変気に入っています。
バリバリ修理できます。
(業者用のツナギで一般販売はありません。ゴメンナサイ)
さて、TOHATSU M2Bが点検でやってきました。
ご友人から譲ってもらって、使う前の点検いうやつです。
見た目は大変きれいですね。
点検を開始します。
アノードの表面を削ってきれいにして再装着します。
燃料を入れてエンジンを掛けて確認します。
特に調子は悪くなさそうです。
オーバーヒートの兆候もありません。
毎回きちんと水通し洗いされていたのでしょう。
エンジンを止めて各部分解点検していきます。
水も出ていてオーバーヒートもしていなかったですけど
インペラーは曲がり癖が付いて卍です。
ご依頼どおり交換します。
その他分解点検して、TOPSで部品を注文しました。
現在トーハツさん棚卸し中で、部品が届くのが来週になるので
完成も来週ですね。
オーナー様に電話して、ご了承いただきました。
お次はBF2D4です。
そう、伝説の速い2馬力です。
これほどきれいなD4は久しぶりです。
(私の愛機のD4は傷だらけですわ)
エンジンが掛からないとのことで・・・
エンジンオイルを見ると、多すぎるような???
私の勝手なイメージですが、
エンジンオイルを入れすぎると!
①初めは、普通にエンジンが掛かるが・・・
②そのうち多すぎるエンジンオイルが燃焼室に
入ってくるので、エンジンは燃やしたくない
エンジンオイルをどんどん燃やすことになり・・・
③スパークプラグにオイルの燃えカスのカーボンなどが
付着し、火花が弱くなっていき、弱いリコイルでは
エンジンが掛かりにくくなっていく。
④オイルを燃やすこと&スパークプラグの火花が
弱いことで爆発しても燃えカスがどんどん増えてきて
今後はバルブ(特に排気側)にカスが付着してきて
圧縮も弱くなり、プロでも始動に手こずるぐらいエンジンの
掛かりが悪くなる。
の、負のスパイラル状態になっていると思っています。
リコイルするとき、このパターンのやつは軽いことが
多いですね。
修理の方向としては、エンジンオイルを一旦抜き、
正規の指定グレードを規定量入れたあと、
スパークプラグを掃除するか、
かなりヤバイなら新品に交換し
ガソリンは新しい完璧なもの(出来ればハイオク)
にして、
なんとしてもエンジンを始動させ、
長時間かけて多すぎて付着しカスを
燃やし吹き飛ばす。
これしかないです。
(このときバカみたいに空ぶかしすると
プッシュロッドが曲がるので厳禁!!)
始動が無理なら、完全分解してバルブとかシリンダーの
お掃除になります。アーメン♪
水槽運転するのでペラをはずすと、ビニールを
巻いていました。
危ない、危ない
で、燃料を入れ、プラグをこってり掃除して
必死のパッチで始動~
何度も何度もリコイルさせられて、
やっと掛かりました。
2ストローク顔負けの白煙がモクモク出てきて
工場の前を通行する歩行者をしかめっ面にさせます。
20分ほどして白煙を噴かなくなり、エンジンを一旦止めて
修理方針を考えていきます。
ここで「もう、掛かってるから直ってるやん」と
思った方、
この状態で返すと、結構な割合で出戻ってきます・・・
分解して各部をチェックしていきます。
燃料フィルターはここについています。
定期的に点検、清掃してください。
さて、見積も出来てお客様に修理GOもいただきました。
部品は全部工場に在庫があったので、今日から
修理に入れそうですわ。
食事をしたら、
「HONDA 夏用COOL ツナギ」に着替えて
頑張りま~す!
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