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SUZUKI DF5とやはりマニュアルが無いと苦労します。

皆様、ご機嫌はいかがでしょうか?

先日、工場に来店されたお客様が「DF5の修理をしてほしい」と

いわれたのですが、ワタクシ、サービスマニュアルを持っていません。

近所だからということで、後日もってこられまして・・・

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始動性が悪いとのことですが、他の部分もチェックしていきます。

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動いていますが、スロットルケーブルの被覆が折れています。

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ほんの少しですが、プロペラシャフトにラインを巻いていました。

で、始動性ということなので、圧縮を測定・・・・んっ?!

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う~ん、低いような・・・

でも、お客様、エンジンが掛かった後は、調子が良いと

おっしゃっていたし・・・・・

私のイメージでは、低いと思ったので、

「この工具が壊れたのか?」と、確認の為に

私の愛機でチェックを・・・

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「いや、工具は大丈夫かも」と思って、

再確認をしようと同5馬力で・・・

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ああ、いつもはこれくらいの数字を見ていますので、

「バルブOHかな~」と思っていたのですが、

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別件でメールのやり取りをしていた、山陰地方の船外機修理の

プロフェッショナルのYさんにちょっと愚痴ったら、返信で、

「DF5は4.8~7kgf/cm2ですよ」と教えていただきまして、

圧縮は問題が無かったことが判明いたしました。

圧縮だけ比較しても、メーカーによってぜんぜん違うのですね!

勉強になりました。

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キャブのOHとか、スパークプラグを交換して、

エンジンは一発始動です。

しかし・・・・・・

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サーモスタットの開閉温度の規定値は、

48~52℃とのことですが、水槽の水がぬるくになってきて、

20分ぐらいたっても、温度はこれ以上あがりません。

オークションで購入されたとの事で、過去の履歴がわからない

様子でしたので、交換したほうが良いかも知れませんね。

古いスパークプラグべチャべチャでしたし・・・

Yさん、ありがとうございます。

助かりました。

やっぱり、サービスマニュアルのそろいえていない機種の修理は

受けるものではないと、反省したのでした・・・・・・・。

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