HONDA BF15AMと磨耗の限界を超えてバルブが落ちかけていました。
皆様、ご機嫌はいかがですか?
本日、お弁当を食べていたら、電話がZZZZZZZZZZZZZと・・・
お昼時の電話なので、よっぽど緊急なのかと出てみたら、
「ホンダ115馬力のトリムシリンダーの値段を教えてください」と、
言うことでした。(知らない方です)
ホンダの115馬力は、BF115AとBF115Dがあり、
BF115AはAXとA2の2種類がありますので、
「フレーム番号を教えてください」とたずねたのですが、
はじめは良く分からない様子だったのですが、
「BZBD-○○○○で分かりませんか?」
数字のところは、7ケタなのですがとお尋ねしたのですが、
4ケタしかわからないと・・・
仕方なく、だいたいこの辺かも?という年式の
部品の価格をお教えしたのですが・・・・
う~ん、どなただったのでしょう?
PTTに電気腐食で穴が開いたと言われていました。
お気の毒です。
係留の方は、アノードは毎年交換しましょう?
イヤなら、陸上保管してください。
あと、お昼のお電話は、お控えください。
お弁当、冷めてしまいました(笑)
さて、本日の入院は、HONDA BF15AMでした。
有名ショップさんからのご依頼です。
ちょうど、午後の作業予定であった
エンジンの部品が来なかった?ので、
昼寝をするか、読書をするか悩んでいたので
持ってこられて助かりました。
(部品が無いと、タダの暇なおっさんです)
エンジンを掛けようとしますが、全然NG・・・
圧縮を計ると・・・
2番はちゃんとしているのですが・・
1番は、なんと「ゼロ」です。
すぐにショップの店長さんに電話して状況をお話します。
続けてバラしていいのか?の許可も請います。
シリンダーヘッドをばらさないと、原因が確定しないので、
バラすと引き返せなくなるので、決心を伺います。
「修理代いくらになりますか」
分解して原因を特定するまで、分からないというと、
「お願いします」とのことで、
ヘッドをめくります。
1番のエキゾーストバルブが、緩めても緩めても
こちらに来るので、こいつがおかしいと思いますが、
開けないと損傷の度合いが判断できません。
ロッカーアームをフリーにしても、
開いたままです1番のエキゾーストバルブ!
バルブの上のくびれおよび、リテーナーの引っかかる部分が
磨耗で限度を超えて、外れておりました。
さらにラッキーなことに、ピストンに接触痕はありません。
このエンジン、平成11年式ですので、15年前のものです。
業務で使う方や絶えず全開で使うかたは、
8年~10年が過ぎましたら、この辺の部分の
オーバーホールをすると、少し高くつきますが
延命できます。
あと、オイル交換をあまりしない人も、
このような磨耗をするケースが見受けられます。
さて、お見積をFAXしました。
どうされるでしょうか・・・・・・
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