HONDA BF150A4とTOHATSU MFS6CSの点検です。
皆様、ご機嫌はいかがでしょうか。
昨日はまだ、山の上には雪が残っている北の方へ
毎年ご依頼をいただくBF150A4のシーズン前点検に
行ってきました。
朝7:00に到着すると、気温は3℃・・・さむっ。
天気予報に反し、雨が降ったり止んだりを繰り返し、
作業が進まず、苦戦します。
ギヤオイルは毎年交換なので、きれいです。
プロペラシャフトやスラストワッシャー及び
オイルシールに異常はありません。
古いグリスをふき取り、新しいグリスを塗布します。
インペラー交換をしていると、マリーナ所長さんに
缶コーヒーをゴチになりました。
体が暖まってやる気がUPします。
PTTのスラストレシーバー付近には
必ずグリスを塗布しましょう。
古いのをふき取り、新しいのを塗布します。
グリス切れでシャフト先端がきのこ状に広がると
オイルシールが切れて修理しないといけなくなったとき、
抜けなくてシャフトも交換になる場合があります。
ご注意を!
アノードも交換。
BF150A4はやり易いので助かります。
今年は燃料フィルターも交換。
写真は低圧側ですが、当然高圧側も交換しました。
ベーパーセパレーターの燃料も少し抜いて、
水が入っていないかチェックします。
問題なしです。
何年もチェックせず、水の為高圧燃料ポンプが
交換になった方、以前おられました(泣)
EACVをはずして掃除します。
当然、パッキンは交換。
ここから2次エアを吸うと最悪です。
2008年に換装して、1,249.5時間になりました。
がんばっているね~BF150A4君。
パソコン診断して異常はありません。
あっと、たまにお電話で
「パソコン診断してどこが悪いか見てほしい」と言われることがあります。
パソコン診断機は、何でもわかる「故障発見器」ではありません。
警報が鳴り、センサーの異常らしき時、どのセンサーがエラーを
起こしているか確認したり、水温センサーをモニターして、
どのサーモスタットが(HONDA船外機はサーモスタットが
複数付いている場合があり、細かく水温管理しているので)
壊れているか推測することは出来ます。
アイドル回転不良のとき、数値からどこを攻めるか
推測することもあります。
しかし、バルブやピストンなどの異常等はキャブレターの
船外機と同じの基本的な診断をして修理をおこないます。
最後は試運転です。
これで今シーズンもがんばってくれるでしょう!
あと、お預かりしていた
TOHATSU MFS6CSの点検。
絶好調です。
そうそう、もうすぐ関西ボートショーですね。
忙しいシーズンとなりました。
今年もいっぱい海で遊びましょう~
この記事へのコメントはありません。