HONDA BF50Aのパワートリム&チルトの修理
皆様、ご機嫌はいかがでしょうか?
昨日、BF135A4のオーナー様より電話がありました。
なにやら後輩さんの他社製エンジンの調子が悪く、
バルブクリアランス調整をご希望とのことですが・・・
「してもいいですが、その船外機のバルブのクリアランス調整は
シムでおこなうので、〇×〇〇×▲☆☆・・・・・」
先に4連のキャブとか、プラグを見るようにアドバイスしました。
う~ん、現地ではしごに登っては、ちょっと・・・・・
BF50Aのフルオーバーホールの続きですが、
パワートリム&チルトのモーターの錆がひどいので、
手を入れることにしました。
このネジは、相手がプラスチックなので、
緩みます。
下側のは、この時代はステンレスのネジに
相手はアルミなので、大体電気腐食や塩害でロックされて
回らず、折れます。(泣)
当時のPTTのモーターの外側は、鉄でした。
現在はプラスチックボディーですので、このようなことは
起こりません。
これ見たら、交換したくなりますよね・・・
ここまでは簡単に外れました。
内部は非常にきれいで問題なく動いていますが、
ところどころ錆が内部まで浸入してきていて、
時間の問題でした。
オー〇〇ョンなんかだと、こんなのはあたりまえ~
に出ているとか、いないとか?
やはり、交換しないと、気持ちよく売れないと思う・・・
本当にバラバラになっていますBF50A君。
下取りしてそのまま〇ーク〇ョンに出したほうが
儲かるとは思いますが・・・
技術を錆び付かせないための勉強と思って、
怠けそうな気持ちを維持しております。
本当に外側だけで、中身は正常ですので、
悪魔のささやきに気持ちは揺れましたが・・・
しかし~ガガ~ん
部品を調整しようとしたら、外側だけの部品は
すでに生産が終了となっていて、
(14年前のエンジンですし・・・あたりまえか)
モーターASSYで取るしかないようなのです。
「やられた~、部品代高くなる~ステンレスネジ折れる~」
楽はさせてもらえないようです。
他の見積とか商談とか事務処理が終わったので、
いまからステンレスネジと戦うことにします。
4本全部折れたら、どないしよう~
もう悪魔のささやきは聞こえません!
せっかくパワーユニットのOHが終わったあとに
作業しようとかぶせた封印を、再度解きます。
もしタイムマシンがあったら、過去に戻って
パワートリム&チルトのメーカーさんに
「ステンレスは使ったらアカン」
と助言しに行くんですが・・・
現在のは、ずっと前からすでに使ってないんで
未来の誰か教えに行かはったのかな?
(いえいえ、企業の努力の賜物でしょう)
明日はT店長がBF90DK4を持ってきます。
初回点検です。これも今から準備しておきますわ~
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