HONDA BF2Dの水没復帰修理です。
皆様、ご機嫌はいかがでしょうか?
本日は朝から「ホームページ見たんですけれども」と
TOHATUS船外機の修理のご相談が・・・
「あっ、そうか」
最近TOHATSU船外機の修理の持込が多いということで
パイロット店に昇進?させいただくことになり、
10月からホームページに掲載していただいているようです。
その影響か・・・
たくさん点検などで持ち込まれております。
ありがとうございます。
で、少々パニック気味の最近ですが、
続いてBF2Dの水没修理での入院がありました。
1台目は半年前に水没し、自分で海水を抜いて
エンジンが掛かるようになって使っていたが
最近使おうと思ったらエンジンは掛かるが
ペラが回らないとのことで・・・
クラッチハウジング内部は塩でボロボロになって
ベアリングも終わっていました。
ハウジングは交換になってしまって・・・
「エンジンは掛かる」とのことだったので
クラッチ周りを修理後、エンジンを始動しますが
スローが安定しません。
仕方なく全バラシをしてみると・・・
コネクティングロッドの大端部とクランクシャフトに
傷が入っていて・・・
水の混じったエンジンオイルで運行していたので
油膜が無くなって傷入っていたようです。
修理大変でした(泣)
2台目は水没後、水洗いをして1週間ぐらい経って
電話をいただいたあと持ち込まれました。
(わざわざ遠方の隣の隣の県からのご来店でした)
エンジンをかけようとしたがリコイルできないとの
ことだったのですが、
燃焼室に水が入っていたからで
エンジンをかけないほうが
結果的には良かったです。
クラッチハウジングは無事でした。
ベアリング部分のみは「アウト」でした。
クラッチシュー錆びているので念のため交換します。
運転をしなかったので、クランクシャフトは
セーフですわ。再使用できます。
(短時間でもかすかに錆が発生してきていますね)
コンロッドの大端部もセーフですわ。
助かりました。
念入りに海水を除去し、再使用をします。
この状況ではキャブレターは、
経験上厳しいと思います・・・。
内部の通路で塩が固まると、なにをしても
キャブの調子が出ないことが多いです。
水没翌日とかのお持込なら、助かったかも?
船外機修理業者の間では、オイル交換だけで
水没復帰をすると、寿命は短いと言い合っていますが
やはり今回も再認識させられるケースでした。
さて来週の10/21(金)~10/23(日)は新西宮ヨットハーバー行われる
「関西フローティングボートショー」の
ニュージャパンマリンさん
(リゾートマリンさん)
のブースにお手伝いに行きます。
http://kansai-boatshow.jp/
BLAST搭載で素早い加速が売りの
「HONDA BF225AK3」が搭載されている
「NSC-245」が出展されますよ。
入場無料(お車でのご来場の場合、駐車場は有料)ですので
ご家族の皆様でぜひ、遊びに来てください。
なので、3日間はピットにいません。
申し訳ありませんが、ご了承くださいませ。
宜しくお願い申し上げま~す。
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