
GWにSeaRay370SANDANCERの回航っ!
皆様、ご機嫌はいかがでしょうか。
リゾートマリン㈱さん
が、GW(ゴールデンウィーク)に、
大企業さんに購入いただいた、あの超有名なボートの
「SeaRay370SANDANCER」を回航するというので
https://www.eins-a.jp/brand/searay/sundancer/2788/
お手伝いで一緒に回航に行ってきました。
泊りがけでボートを回航するのは、7年ぶりぐらい?
暗いうちに集合し、夜明けとともに出航いたします。
しばらく走ると朝日が昇ってきて、少し緊張がほぐれてきます。
事前の予報では、1日目は追い風で波も少なく、
ボートも37フィート(約11.5m)ほどあるので
予想していたよりも楽に走れました。
何度も本船とすれ違いましたよ。
船外機屋さんの私が乗るくらいですから、37フィートですが
このボートはMercury船外機300馬力の3基掛けです。
最高速は40Knotを軽々超える俊足のボートです。
この日は約26Knotの燃費の良いスピードで走れました。
途中の計画していた場所に入港し、燃料を補給します。
船外機なので、ガソリンです。
今回は購入された企業のスタッフさんも、勉強を兼ねて1名乗船されていました。
回航なんてしんどい事ばかりなのに、感心です。
ちなみに、最新型ですので、「グラスコクピット」です。
アナログのメーターがずらっと・・・なんて昔のはなし。
アンチローリングジャイロも、ワイパーやウォッシャーも、
給水システム(シンクやシャワーや手洗い)などほとんどの操作を
このタッチパネルで行います。
興味のある人は、ユーチューブ見てください。
https://www.eins-a.jp/brand/searay/sundancer/2788/
発電機もエアコンも付いていましたが、回航で燃費重視だったので
使えません。
給油を終えて次の目的地に向けて出港します。
この日は午後から荒れるので、午前中が勝負だったのです。
順調に進んで、予定より1時間ほど早く1日目の予定地に着きました。
でも、回航は余裕が肝心です。
このボートは着岸時、スラスターが付いていないにも関わらず
3つの船外機が向きをハの字に変えたり前進後進を複雑に制御して
真横に移動したり、場合によってはその場で回転します。
コントロールはダイヤルのようなジョイスティックで簡単に
コントロールできるんです。
37ftでも、1人で離着岸できる優れたボートですよ。
さて、1日目の終わりです。
翌日に備え、早めに寝ることにしました。
2日目のスタートです。
事前の予報で、時間が経つほど時化る予報だったので
今日も薄暗いうちに出港準備を整え、夜明けとともに出航しました。
少し走ると、正面に朝日が出てきました。
なぜ時化るのがわかっていたのに回航したのかと言う事ですが
購入された企業さんの予定があったようで、
残された日程から、まだマシな日を選んだとのことですが・・・
荒れた日に、荒れるので有名な岬を乗り切って給油地に到着しました。
ここでは企業さんの知人に燃料を手配していただけたそうで
大変助かりました。
給油後、最終目的地までの最後のコースに向かいます。
波も風も予報通り正面からで、もう逃げる方法はありません。
10~11Knotでチビチビ距離を稼いでいくしかありません。
それでも時折、波しぶきがボートのフロントガラスを叩きます。
回航なので「浮き物」に当たらないように数名で絶えず前方を監視しますが
もう、しぶきで見えず・・・・
で、数時間耐えたのち・・・やっと目的地にの近くまで
やってくることが出来ました。
狭い水路を通ります。
ボートがでかいので、さらに狭く感じます。
狭いところを抜けたら、今度は浅いところです。
マリーナの方が座礁しないようにと、迎えにきてくれて
先導してもらって走ります。
無事、到着いたしました。
久しぶりの回航で、久しぶりに潮っ気を充電できました。
有難うSANDANCER370君、さすが世界のSeaRayです。
皆さんがこぞって買われるのが、改めてよくわかりました。
合計900匹馬ちからのMrecury君たち、無事に連れてきてくれてありがとう!
エンジンは故障もなく、安心でした。
少しお昼過ぎてしまいましたが、マリーナさんが
地元でも超有名というウナギのお店に招待していただきました。
めちゃくちゃ柔らかいので、蒸していると思ったのですが違っていて
30分ぐらいかけてゆっくりゆっくり焼くそうです。
本音で、人生で一番うまい鰻重でした。
う~ん、しんどかったけど、
また忘れたころに行きたくなるんやろね、回航は。
今度は天気の良い日に行きたいです。
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