F8CWHLと4ASとMFS9.8A3と2016年の修理が本格始動いたしました。
皆様、ご機嫌はいかがでしょうか?
急に冬らしく、寒くなりましたね。
スタッドレスをはいた自家用車が昨年末より入院していて
ノーマルタイヤの代車生活なので、雪が降らないように
祈っていますワタクシです。
すこしでもエンジンから異音がすると直ぐクルマ屋さんに
もっていく私ですが、今回は異音箇所の特定に時間が
掛かってしまいました。
プーリーもテンションプーリーも新品に変えてもらって、
2回目のウォーターポンプ交換もしてもらい、
タイミングベルト付近の原因になりそうなものも・・・
どうも、タイミングベルトカバーが、にじんだエンジンオイルで変形し、
ベルトに擦っていたみたいです。
音って、部品換えてエンジン回してみないと
原因か、わからないことがあります。
クルマ屋さん、部品変えても変えても答えに
たどり着かないので途中で恐縮されていましたが、
そういう修理もあるので、「気にしないで
どんどん部品換えて下さい」と言うだけです。
もともと、異音が鳴っていてもいいなら
修理に持って行きませんから~
さて、年明けはYAMAHA F8CWHの修理から。
お世話になっている同業者さまよりのご依頼で、
キャブをOHしてもエンジンが掛からない・・・・
「あっ・・!」
数日立てていたら、船外機の下にオイルが漏れて
「オイルだまり」が出来ているではないですか。
シフトレバーも非常に硬くて動きません。
漏れがエンジンオイルかギヤオイルか判断するため
ギヤケースをはずそうとしますが、
シフトシャフトの連結部が硬い、硬い・・・
なんとか時間をかけてシフトを分離して、やっと
ギヤケースをはずすと
「あああああああああああっ」
強烈な電食で、内部はボロボロです(泣)
水洗いや防食亜鉛の交換を全然しなかったんでしょうか?
上側を覗くと、オイルの垂れを確認・・・
エンジンオイルが出てきている?
腐食もひどいです。
さすがのヤマハ船外機もメンテナンス不良には勝てないと
言うことですね。
(どこのメーカーでも一緒ですが)
ポンプケースを留めている4本のボルト全部、
塩で固着しています。
太いボルトなので、なんとかなるとは思っていますが・・・
現在、エンジンを立ててどれくらい漏れるか
テスト中です。
どちらにしろ高額になる可能性が高いので、
業者様に問い合わせ中です。
オーナー様にご覚悟があるのか。
オイル漏れの原因次第では、新しいのを買ったほうが
いいかな。
お次はYAMAHA の4ASです。
エンジンが掛からない&簡単な整備や消耗品交換の
ご依頼です。
確かにエンジンが掛かりません。
故障箇所を特定するため、最低限エンジンが
掛かるようにしてみます。
キャブレターを分解清掃調整して、エンジンを
試運転しますが・・・水が上がってきません。
ギヤケースをはずしてインペラーを点検します。
「やっぱり」
ちょうど、少し前に修理した中古の5ASの古いインペラーが
残っていたので、仮でこれに交換してみて
試運転を続けます。
エンジンが掛かって水が上がるようになりましたので、
エンジンの温度を測ります。
これら低馬力の2ストローク船外機の多くは、冷却通路に
塩が詰まって水が流れなくなり、オーバーヒートするので
人に譲ったり、オークションに出したりするケースが
多いと感じています。
この4ASは、少し温度が逆に低い??
「やばいっ」
見なかったことにしたくなってきます・・・
キャブとインペラーだけでもエンジン掛かっているし・・・
「見なかったことに」・・・イヤ、ちゃんとせなアカンでしょう。
ズブズブと「ややこし沼」に片足がはまっていく自分を
感じつつ・・・・ああっ、神様ぁア~
赤外線温度計、便利です。
(STAR WARSみたいでカッコいい?)
測る、測る、測る・・・悩む。悩む。悩む。
あちこちはかっても、どうも低すぎるようなので
最後の手段(やりたくない、絶対折れるわ~)
サーモスタットを確認します。
「やっぱり、いや、あれっ」
サーモスタットが入っていません。
4Aや5Aの初期のものはサーモスタットなしだったと
思うのですが、形状から、
これはあったほうがいいヤツですよね。
前のオーナー様、はずしたのかな?
古いエンジンにお決まりの、ボルトの折れが4本も・・・
1本は30分ぐらいかけて何とか外れましたが(赤字や)
3本折れ残っています。(絶句)
これからねじ山の修正に入ります。
TOHATSU MFS9.8A3もやってきました
これはややこしくない予定です。
(期待していますよ)
ギヤケースのシールの打ちかえになる予定です。
2016年の修理が本格始動しました。
頑張ります!
この記事へのコメントはありません。