BF90AVは20年前ですから、部品が・・・
皆様、ご機嫌いかがでしょうか?
BF90AVのギヤケースの持込修理です。
BF90Aは、一番初期型のBF90ATが発売されたのが1995年9月となっております。
記念すべき登場でした。
そのあとの1996年12月にマイナーチェンジして発売になったのが、
今回のBF90AVです。
そう、20年前のモデルです。
その後もBF90AY(1999/7)→BF90A1(2000/6)→BF90A2(2001/4)と
当たり前ですがマイナーチェンジを繰り返し、2006年10月に
現在のBF90Dとバトンタッチしました。
よく「BF90の部品ちょうだい~」と連絡を受けますが、
チェンジしているのですから、部品が違う部分があります。
「フレーム番号教えてください、BBBU-1234567みたいなやつです」
というのですが、「わからない」「近くにない」とか、場合によっては
「プロのくせにわからんのか」と怒鳴られたこともあります。
怒られても、わからないことはわかりません。
必ずフレーム番号(検査手帳の製造番号)を教えてください。
話を戻して、このBF90AV、バックが抜けるとのことで、
分解してみると・・・・・
ドッククラッチの角が削れて、ナメて丸くなっています。
この角度のほうが、わかり易いかな?
さらに真上からも追加・・・
わかりますよね。
角がだいぶ無くなっております。
ギヤーオイルをぜんぜん交換しない方、
リモコンケーブルの調整をしない方・・・・
気をつけましょう。
以上、リバース(後進)側でしたが、比較のために、
まあ、いまのところ大丈夫な前進側ですが、
「F]の文字は、フロント側を表す記号です。
こちらの「角」は新品ほどではありませんが、
まあまあ、とがっています。
これはベベルギアのリバース側です。
こちらも少々、角が丸くなっています。
で、クラッチとベベルギアRですがBF90AVのは販売終了しており、
そのあとのBF90AY以降のものとギヤやクラッチを全部交換
することになります。
高くなりそうで、お話をすると、修理をやめてしまわれました。
まあ、20年前ですから、そろそろ部品も無いものが出てきても
仕方ないでしょうか。
修理できないわけではないのですが・・・・・・
昨今、ヤフオクで手に入れたとか、よく聞きますが、
あまりに古いのは、やめておきましょう。
どこのメーカーの船外機も、同じです。
特に安すぎるものは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この記事へのコメントはありません。