BF9.9Dの一体型バレルとF2AMHは点検してよかったですねの巻
皆様、ご機嫌はいかがでしょうか?
最近の私は、BF9.9DのパワーユニットのOHを・・・
シリンダーヘッドです。
クランクシャフトとピストン。
そして、シリンダーバレルです・・・・・・
なんとホンダ船外機のシリンダーは、2つ割りタイプではなく、
最新の一体型シリンダーバレルなんです。
薄く軽く丈夫に作れて、言うことなしです!
さらに・・・このBF9.9Dの登場は、2000年です。
14年も前から現在でも簡単にマネのできない最新技術を
使っていたんですね。
なので、14年も経っても古さを感じません。逆に「新しい」
このような技術の積み重ねが、ホンダ船外機の耐久性の
秘密のひとつであります。
さて、ヤマハさんのF2AMHが点検で来店されました。
大変きれいなエンジンで丁寧に使っていただいていると感じます。
オーナー様、インペラーなどの交換と、その他不具合が無いか
診てほしいとのことで・・・
まず、エンジンをかけてみます。
検水口からの水も、まあほどほどに出ており、
「インペラーは問題無いかな?」と、思いきや
一枚羽根が、欠けてありません。
しかも・・・・欠けた羽根は・・・・
冷却通路を塞いでいます。
これでも、水が出ていましたよF2AMH君・・・・
でもたぶん、水量は低下していたでしょうし、
今後、他の羽根もどんどん壊れていく時期だったのでしょう。
6年経っていますから。
たまにはこんなことがあるので、定期的な点検、
重要です。
こんな感じで・・・
ポンプケースの下の部屋に、少し塩が多く残っている
ような気がして、そのほかのところを診ないと
心配で我慢できなくなって・・・
「やっぱり」
残留している塩で詰まってきています。
右の部品はサーモスタットで、
左がアノード(防食亜鉛)です。
交換しやすいところに亜鉛があります。
さすがヤマハさんです。
で、塩ですが・・・
通路は完全には塞がっていませんが、
半分ぐらいは・・・
これくらいのエンジンだと、オーバーヒートで
ブザーがなったりと教えてくれないので、
実は怖いんです。
ひざまくらはしませんが、耳かきしてあげます。
塩がいっぱい出てきました。
気分スッキリ、きれいになりました。
これで塩っしおのリセット完了。
スパークプラグの交換は、この穴から行います。
部品を注文しました。
はやく来ないかなぁ~。
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