BF9.9Aの修理は高くならず良かったですわ。
皆様、ご機嫌はいかがでしょうか?
本日はGW直前ということで、マリーナ様などより、
バッテリーや船外機やオイルや部品の注文や相談の電話が
ひっきりなしに入っております。
で、現在16:00、やっと今から工具がもてます。
その前に、更新カキカキしておきま~す。
BF9.9AM君が入院中です。
オーナー様の訴えは、
「ニュートラル時にギアカラカラ鳴る」とのことです。
このBF9.9Aは排気量がBF15Aと同じの、めちゃくちゃ速い
かっ飛びパワフル君です。
プロペラを吟味したら、もう本当に楽しいエンジンです。
予算を掛けてバルブのメンテナンスをきちんとすれば、長生きします。
ホンダ船外機ですから・・・
これ、平成11年式です。
こんなに長持ちする4ストローク、さすがです。
さて、症状の確認をしようと・・・あれ、リコイルスターターが引けません。
そうそう、ワタクシ、金属のリコイル大好きです。
話を戻して・・・
ロックが掛かっています。
なぜか、ロック状態です。
オーナー様、リコイル引っ張れてました?
調整します。
直りました。
直ったので、エンジンを始動します。
この鉄のタンク、ホースを巻きつけるステーが
付いていてとても便利です。
プラタンクになって、どこのメーカーもホースが巻けなくなりました。
残念!
エンジンを掛けます。
確かに「カラカラカラカラ♪」と音が鳴っています。
少し、シフトをリバースのほうへ動かすと音が止まります。
と、言うことは・・・
シフトシャフトの連結ミスですね!
このタイプ、少しクセがあるので、適当にすると
シフトシャフトの長さが狂ってしまって、ドッグクラッチと
前進側ベベルギアが当たって、音が鳴っていました。
狂った長さを元に戻す為、一旦分解して正常に戻します。
上になるほうにはUPと書いてあります。
向きは正常でしたが、連結の長さが狂っていましたよ。
長さを正規の状態に戻したら、音は鳴らなくなりました。
故障ではなくて、インペラー交換時などのあとの
取り付け時のミスと推測します。
初めてのご来店と思ったのですが、万が一私が過去に
しでかしたのかも?と心配になり、
過去の修理伝票をひっくり返して・・・
初めてのご来店だったので「ほっ」としましたよ。
ほかには、交換ご希望の・・・
サーモスタットは、生きているようでしたが、
16年間交換していなかったようなので、今回交換します。
さて、部品が届いたら、続きをします。
高い修理にならず、良かったです。
お世話になってます。
BF9.9D
BABJ1106391です。
通常のスタートで漁場へ向かったところ、突然止まってしまいました。時間を置いてかけたところまたエンジンかかりましたが、またすぐ止まるの繰り返し。
業者に見てもらったらキャブレターだろうとのことで、交換してもらいましたが、直らず。次にイグニッションコイルかもとのことで、自分で部品手配して交換して、かかりは良くなったのですが、アイドリングで止まってしまいます。アクセルを吹かしていると止まりませんが、アクセルを上げながら固定しておくと、だんだんアイドリングが下がってエンジン止まってしまいます。
原因教えてください。
宜しくお願いします。
腰山様コメント有難うございます。
ご返事遅くなりすいません。
突然止まるなら、オーバーヒートして安全装置が掛かって、強制停止している可能性があります。
BF9.9Dにはオーバーヒートを検知すると、一旦2800rpmまで回転を落とし、それでも
オーバーヒートのまま使い続けようとすると破壊を防止するため、1分後に強制停止
させる機能が付いています。
一度オーバーヒートを疑ってください。
検水口から水が出ていても、内部で何か詰まってるケースがあります。
水路を外部から赤外線温度計で測るのが確実です。
宜しくお願い申し上げます。