BF20D3の塩水漏れで、錆錆び固着地獄を味わう。
皆様、ご機嫌はいかがでしょうか。
大昔、日産マリーンの所長がTシャツで出勤した若い社員に
「接客業なんだからエリ付きの服を着ろ!!」と怒っていたのを
「ふ~ん、そうなんだ」と横目で見ていた私、
それからはずっと夏のユニフォームは船外機メーカーロゴのポロシャツなのですが
先日、お客様の船外機の積み下ろしの後、ふとユニフォームをみて「ギャー」
このポロは大昔、香川県あった本田技研さんの営業所が作ったものを
分けていただいたものだったのですが、そろそろ限界も近いかもしれません。
ちょうどタイミングよくトーハツさんから案内が・・・たすかる~!
私が汚したのをどこかで見ていたかのように。
早速、1着オーダーさせていただきました
昔はHondaさんも案内していただいたことがありましたが
最近は、着る系は、ツナギだけだったかな?
あまり皆さん、買わないのかな?
私は困る・・・
ポロシャツに夏は短パンとデッキシューズです、私。
下手したら営業に行くときも短パン。
夏ですから・・・
BF2DHのカラーバージョン君が来店、低速でエンストするとか、
確かに、論より証拠、汚れていました。
長期保管時はガソリンを抜いておきましょう。
次は久ぶりのBF20D君の来店・・・・5年ぶり?
スポーツ愛好グループでのご使用で、今は無き大阪のお店で中古で買ったとか。
以前管理を担当されていた方は毎年、点検に持って来られていたのですが
その方が遠方へ引っ越しいた後は、使っておられたようですが
何もメンテナンスをしていなかった様子?で、調子が悪いようです。
エンジンを掛けて具合を点検していきます。
何とサーモスタットカバーから大量に水漏れしていました。
定期点検していれば今回のように発見できたはず。
それであちこち塩害で、錆びだらけで、キャブレターのパイロットスクリュー
さえも固着して中折れして当然調整なんかできず、吸気といっしょに
塩水を吸うとバルブが錆びたりするので、心配にもなってきます。
しかも、BF20Dはサーモスタットの開閉温度が50℃~60℃なのですが
ヘッド周囲で70℃手前までいっています。
この時、実はサーモスタット周囲は60℃未満(50℃中~後半)の時なので
中途半端な感じで10℃以上差があるという、悩ましい。
ウォータージャケットのカバーを外すと、上側の真水洗い時の逆止弁も
下側のサーモスタットも、まるでカバーに取り込まれて一体化したかのようです。
真水洗いもあまりしていなかったのかもしれませんね。
水が漏れ続けて面が荒れたので、カバーも交換するので、このままにしておきます。
錆びて再使用が怪しい部品も、この機会に交換します。
ポンプケースも、熱で少し奥に沈みながら回っていましたので、交換。
交換必至の部品が続くので、心がゲップ気味になってきます。
ギヤオイルが真っ黒なので、ここで使わずの5年ではなく
使っての5年であったことがはっきり証明できたかな。
錆びてオイルフィルターも固着していました。
持っている5種類のフィルターレンチではすべて緩まず・・・
ここまで苦戦したのは何年ぶり?
船外機に限っては、過去で一番苦戦しました。
地味に内部の塩をかき出します。
詰まるほど多くはなかったですが、温度センサー付近にヒートスポットができて
ピンポイントだけでも高温になると、他の影響はなくても
温度センサーが警報を鳴らしたら、それはオーバーヒートですから。
念入りに、念入りに・・・塩ってめんどい。
オイルレベルスティックが刺さるパイプがものすごく錆びていたのですが
シリンダーバレルと一体なので、これが朽ちるとシリンダーごと交換になるので
丁寧に紙やすりで磨いて、塗装をしました。
久ぶりにY博士に電話して「レベルゲージのパイプの交換したことあります」と聞きますが
「無い」というので、時間をかけて丁寧に磨きましたよ。
お客様の許可が出たので部品オーダーしましたが、点数も多いのと
連休とかの影響で、部品がそろうのが思ったより遅れそうです。
来来週はBF150D(グランプリホワイト)の換装があるし
そのあとはBF30Dのセットも(2台同時)もひかえているので、
早く仕上げておきたいのに、部品でペースが狂うのは辛いところですが
これだけはどうしようもない。
部品が鈴鹿から、羽が生えて飛んでこないかな~(メルヘンか!?)
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