BF150A4とBF50AとGW前の山場を越えました。
皆様、ご機嫌はいかがでしょうか。
私、ここ最近はGW前特有の出張の納品や修理が多く
ふらふらしておりましたが、昨日で山場を越えました。
寝不足の毎日を癒してくれたのは、霧島さんと千鶴さん・・・
おかげで、何とか頑張れました。
遠方へ定期点検のご依頼です。
03:00に自宅をでて、高速に乗ります。
「1年ぶりやね!」
BF150A4君が待ってくれていました。
販売して6年目?7年目かな。
欠かさず点検のご依頼をいただいておりますので、
1000時間を越えましたが、全然すこぶる元気です。
ホンダ船外機では、1000時間は始まったばかり?
そう、ヤンマーのディーゼルエンジンと同じとお考えください。
「耐久性が違います。」
でも、使いっぱなしのは、駄目です。
インペラー交換のついでに、シャフトのベアリングを確認しましょう。
ここは、磨耗します。
毎年確認して、適度にグリスを塗っているので、
全然大丈夫です。
係留の人は、とくに注意が必要です。
他社の船外機でも、付いている場合が多いです。
リモコンケーブルは使っていると伸びるので、適時微調整します。
EACVやスロットルボディーもきれいにします。
これは、タペット調整とのあわせ技です。
HONDA船外機の誇る技術の1つ、VTECが見えます。
長いゲージでも、少しせまい・・・・
BF150A4君と、おしゃべりします。
「ほほう、1度も熱くなったことがないんやね?」
1000時間を越えていました。
まだまだ・・・NさんのBF150Aは5000時間越えてますから。
5000時間、普通なら、2~3回船外機の載せ替えしてもらえます。
HONDAの販売店は、儲かりません???
エンジンの整備、試運転のあと、船体をかるく点検。
んんっ、物入れに大量の海水が・・・
オーナー様、大きな波に突っ込んでしまったとのこと。
バケツで掻き出しました。
で、14:00頃終了し、急いで会社に帰ります。
まだバラバラのBF50Aの納品日は、明後日です。
まだ咲いていた桜と日本海をゆっくりみることもかなわず、
とんぼ返りして、夜中までエンジンを組みます。
心が折れても、今回だけはやめられませんでした。
組み上げたので、深夜に帰りました。
翌日・・・
試運転を開始します。
「ごろんごろん」キャブの調整が必要でした。
きれいに同調が取れました。
HONDAエンジンらしい、スムーズな回転がよみがえります。
各部チェックしていると、チルトメーターが動きません。
センサーが・・・あれ、取り付けボルトが1本折られています。
はずそうと思ったら、もう一本も折れました。
「くそっ、折れて放置されていたか」
この年式のBF50Aのこの部分は、まだ
ステンレスのボルトを使っていたようです・・・
(現在は当然ですが、生のステンレスは使用していません」)
大嫌いです。船外機に使われたステンレスボルト。仕方ないので
ネジ穴を再生します。
ステンレスが相手なので、新品のドリルの歯が
みるみる弱っていきます。
「がんばれ、がんばれ」
高級4.5mmの刃を犠牲にして、再生できました。
ちなみに、片方のブラケットをはずされたBF50A君は・・・
「風~に吹かれて、ブ~ラブラ♪」
さて、不具合箇所も全部確認終了しましたので、
翌日、納品できました。
一昨日は日本海を見ていましたが、
1日空いて、今度は聖地へBF50Aを納品に行きます・・・
現地に8:30に付きました。
セット作業の写真は・・・・
帰りまで、カメラのことを忘れていました。
で、帰りに思い出してパチリ!
セット後の試運転での最高速アタック、楽しかったです。
さすがHONDA BF50A、きちんと整備をすれば、
15年経ってもまだまだ現役でブンブン回ります。
さて、連休中出張修理の最後の予約は、4/30の
常連のTさんのヤンマーSZ161のシフトケーブル交換です。
後は、お持込の船外機達・・・
今回のGW前の修理の予約は過去に無いほど多くて、
「連休前に必ず間に合わせて」というものは、
ご来店、お電話含めてかなりお断りすることになって
しまいました。
お断りしました皆様、申し訳御座いません。
「やっぱり間に合いませんでした」では、済まないですし・・・
あと、電話での「わしの船外機、エンジンがかからんのだけど、
どこが壊れれるんだろ」みたいな問い合わせ多いですが
お電話での修理相談はお控えください。
毎回言っていますが、実際にこの目でみないと
何もわかりませんので、とりあえず(電話予約の上)持ってきてください。
電話で聞いただけで正確に症状を当てるお店があるなら、
ぜひ私が、電話をさせていただきたいです。
だれかそんなお店、教えてくれー
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