水没の続きと古いガソリンが入っていたBF2DHの修理。
皆様、ご機嫌は如何でしょうか?
また台風が来ております。
あまりにも強い風を伴うのは、勘弁してほしいです。
ご注意下さい。
さて、その前の台風で水没した船外機の修理の続きです。
引き揚げ後に日数を経て持ち込まれたため、
多数の不具合原因を併発していたのですが
不調を1つずつ取り除いて徐々に回復に向かっていたのですが、
突然、点火しなくなりました。
原因は・・・CDIユニットの故障。
来たとき、真っ先に接続カプラー部洗浄したのですが、
それでも遅かったようです。
聞けば転覆時にバッテリーをつないだままだったようで、
進水による通電で、ピンが電気腐食してしまったようです。
そして試運転による振動で、折れたと推測します。
同業者Tさんのご好意で、中古を譲っていただきました。
左列でピンが折れているのがわかるでしょうか?
折れたピンが刺さったままです。
短時間で腐食して・・・・
このカプラー以外にも、他の防水カプラーの半分と
ギボシは全部、接続部に海水が入っていて
全部クリーニングして、やっと全気筒正常点火しました。
ご依頼の業者様と相談し、たぶんあとからから
きっと「来る」と思うので(不具合が)
メインハーネスを新品に交換しました。(泣)
各センサーやIGNコイル、レギュレター、
ステーターなどの接続部には、きれいに洗浄後に
こんなのを使ってみました。
なんとか正常運転までこぎ着けました。
キャブ3回OHを含め、
水没引き揚げ後にすぐ修理をしなかった為に
あちこち同時進行で多数壊れていたので、
原因を調べる「試行錯誤」に掛かる時間が膨大で
本当に大変でした。
もうすぐ、完成です。
さて、BF2DHが不調でやってきました。
アイドリングに回転を落とすと、エンストしますが
始動は問題なく、吹け上がりは微妙ですが
動かないことはないです。
「〇〇までに修理してほしい」
「〇〇に釣りに行きたい」
「予算も〇〇に納めてほしい」と言われたのですが、
特に時間は、原因がわからないとお約束しかねるというと
「〇〇釣りに行く」とのことで
一旦お持ち帰りになられたのですが、
奥様に言われたと、数日後に再度お持ち込みになられました。
「2馬力」デカールは、外さないほうがいいです。
海保さんに3馬力以上と間違われて臨検を受けると
時間の無駄使いになります。
ガソリンがかなり劣化しております。
左が数日前に買った弊社試運転用の
ガソリン(エネオスのハイオク)
右がBF2DHのタンクに入っていたものです。
臭いも、はっきり違います。
次はキャブレターの中から出てきたガソリンですが、
水?か何か不純物が入っています。
メインジェットが真っ黒で、穴が半分詰まっています。
こんな燃料と半詰まりでも「しれっ」と始動していた
BF2DH君。罪なやつです。
お客様が「〇〇釣りに行く」とあきらめが付かないはずです。
以前からレンタルボートさんが、
「タンクに(微量の?)水が入っていても使える」と
言われていますが、今回の件で、
ひょっとしたら、本気で言われていたのかもと
反省?しました。
人の言うことは信用するものです。
さて、他にBF5Aも入院しています。
ああ、困ったことになっております。
なぜか?上側のドレンボルトにパッキンが
入っていませんでした。
キャブレターも強烈にオーバーフローしています。
時間がかかりそうです・・・
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