Tohatsu MFS2Bと見積代の根拠は・・・
皆様、ご機嫌はいかがでしょうか?
連休前にお預かりしたBF20DK2君の修理を
今やっと終えたところです。
部品が届かない期間は、修理が止まっていつも辛い
思いをします。
BF20DK2君のことはまた今度書くとして、
昨日、Tohatsu MFS2B君が入院しました。
友人からゴムボートと共に譲りうけたが、
エンジンが掛からないとのことです。
確かに、「掛かりません。」
お預かり後、修理金額を計算するために
症状の診断をしていきます。
燃焼室に直接GASを入れてリコイルすると「ボボボッ」と
エンジンが掛かります。
キャブレターが怪しいので、外して点検に入ります。
「キャブレター摘出完了」
分解に入ります。
メインジェットが完全に詰まっています。
ピンを抜いたのに、フロートが外れません!!
なんと、ニードルバルブが固着しています。
どうしても取れず、クリップを慎重に外しました。
ニードルバルブをラジペンで引き抜こうとしますが
ビクともしません。
スーパーキャブレタークリーナーを隙間に注入し、
時間をかけて溶かします。
やっと取れたましたが・・・ひどいことになっています。
ここも苦労して開通しました。
燃料が残り少なかったので、当社のガソリンを追加します。
見積段階なので、ヘタったパッキンとかガスケット再使用で
仮組みし、とりあえず始動させます。
ギリギリ掛かっています。
この時点で、インペラーの無事が確認できました。
作業を一旦止めて、部品をひらい出して、
見積書が書けました。
たまに、「見積後に修理をしないとなっても
見積代をもらいますよ」とお伝えしていますが、
上記のような作業をしたり、ガソリンを使ったりしているのが
見積代の根拠です。
以前、見積代が惜しいのか、
「ダメだったら新品を買うので、診断してほしい」と持って来て
診断後、新品の話が中古になっていてるような新手の強者も居るので
人間不信に陥ります。
逆にこのオーナー様は慎重な方で、
見積金額をTELしたら、
「思ったより安かったので、ついでにギヤオイルも交換してください」
と予算アップされました。
ありがたいお話です。
ギヤオイル、比較的きれいでした。
ファインダー付きのモデルは汚れ具合が見れるのが
利点です。
きれいなので、エンジンオイルはそのままいきます。
糸巻きなし。
最後に、これは・・・・
シリンダーブロックを降ろしました。
実はシフトレバーが硬くなっていて、
動かなくなるのが時間の問題なので、
ギリギリ動いているうちに、修理実施しておきます。
あとは部品待ちです。
早く届かないかな?
明日も1台やってくるようです。
すぐに直してほしいとのことですが・・・
今週の土曜日、ほとんど留守になると思います。
ご不便をおかけいたしますが宜しくお願い申し上げます。
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