アッセンブリー交換?外科手術?部品精査交換?キャブレターの修理が連続
皆様、ご機嫌はいかがでしょうか。
先日、海上保安庁様から届いて「ドキッ」
「ああっ・・・・・・」
フィッシングショー会場でお願いしていました、
舞鶴、小浜、敦賀などの安全マップが届きました。
第八管区海上保安本部様、有難う御座います。
店頭で無償配布していますので、
どなたでもお立ち寄り/お持ち帰り下さいませ。
売り切れていたBF2D用ハイピッチプロペラが1枚
年末棚卸しで発見されました。
先日、BF2D定期点検持込のオーナーが
買って帰られました。
ああ、なくなっちゃった。
そのオーナー様の定期点検の報告です。
ドレンボルトのドライバー溝が傷んできたので、
新型の6角タイプに交換しました。
これで、オーナー様自身でも簡単に交換出来ますね。
水草を巻き込んでいましたので除去しました。
サクッと整備終了し、最終試運転完了です。
さてここのところキャブレターに関する修理が
続いて入ってきております。
まずは官庁関連様のTohatsu MFS2Bの整備です。
エンジンは掛かるのですが、スローが安定しません。
なにをしてもプスンと止まります。
数ヶ月前にお見積して、入札後、予算の承認が降りたそうで
お持込いただきました。
有難う御座います。
前回、見積の為にキャブレターを掃除してみたのですが、
どうしても掃除しきれないので、アッセンブリー交換を
提案していました。
とある部分を時間をかけて分解すれば掃除はできるのですが、
2馬力のキャブレターは安いので、長時間かけてのクリーニングや
特殊な分解、微調整をするならズバッと交換したほうが
安くてメリットがある場合もあります。
分解好きの私は、本心では残念なのですが・・・
MFS2Bの燃料フィルターはホースの中にあります。
当然分解し、チェックしておきます。
4ストロークエンジンですから、心臓部で肝心な
バルブのクリアランスもチェック、微調整します。
冷却水温度の確認もします。
全部チェック完了、OKです。
お次は近所の会社の社長様がお持込の
Honda EU16i発電機です。
この高性能発電機、高品質な電気を作れるので
パソコンなどの精密機械を接続しても壊れません。
しかも低騒音です。
エンジンが全く掛からないそうです。
キャブレターを外します。
長い保管中に残ったガソリンが干からび変質し、
メインジェットが完全に詰まっております。
皆様、1ヶ月以上の保管はガソリンを抜いておきましょう。
おっと、最近流行のサービスマンいじめ、
いや排ガス対策のための封印です。
日本では関係ないと思うので・・・
外科手術します。
でないとクリーニングできませんので・・・・
こちらは短時間ですので、アッセンブリー交換より
安く済むでしょう。
Pスクリューポキッと折っても、次入りませんし・・・
燃料に水がツブツブと入っています。
これも、不調の原因です。
きれいになりました。
部品が来るのを待って、組立てに入ります。
次は昨日お持込のMercury ME30EMHLです。
このタイプはTMC製造タイプです。
オークションで買われて、未使用のまま点検に
持ってこられました。
はっきり購入/入手履歴を言っていただくほうが
整備方針が立てやすいので助かります。
試運転しますが、少しのあれこれ操作と、
数回のリコイルで徐々に始動しました。
何かほんの少しですが、心に引っ掛かります。
短時間運転後、すぐ停止。
スパークプラグを見ると、
思いのほかベチョベチョです。
なんだろう、これは・・・
チャックしていきます。
サーモスタットは正常に動いております。
キャブレターも、そんなに汚れてはいません。
燃料ポンプも異常なし。
でも、1つだけ気になるのが・・・
う~ん、このニードル微妙です。
しかし、このはフロート、ご覧のとおり高さの微調整が
出来ないタイプです。
部品の価格を見たら、意外と安かったので
オーナー様の了解を得て交換をさせていただくことになりました。
こちらも部品待ちです。
届き次第、どんどん仕上げていきま~す。
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