HONDA BF2D6のお預かりが連続して・・・・・
皆様、ご機嫌はいかがでしょうか。
先週、委託販売船外機がお嫁に行ったのですが、
旧オーナー様が本日、お代金を受け取りに来店されて、
そのとき、「妻がお礼に持って行けと言って・・・」と
これ、有名なおいしいやつですよね。
冷蔵庫で冷やして、いただきたいと思います。
本当に有難う御座いました。
お盆休み明けは、HONDA BF2Dの持込が
続いております。
1つは買ってから1度もプロに見てもらったことがないのでと
故障はしていないのですが、整備のご依頼のBF2D6です。
使用回数が少ない、きれいな船外機です。
各部点検していると、チルトアップしたらエアベント付近から
ガソリンが漏れてきます。
「あれ?」
部品の組立ての順番が間違っていますね。
ゴムパッキンが割れています。
これでは、いくら締めこんでも止まりません。
6~8年以上使っていて、運搬時のガソリンのにじみに悩んでいる方、
ベント部のゴムパッキンを交換してみてください。
ゴムなどの部品は、何でも寿命があります。
しかも、ガソリンタンクのチェックをしたら・・・
エアベント部のスポンジが出てきました。
本来はここに有るものです。
最後は、ベントスクリューを締めて、液体を貯めて
漏れないかチェック、OKですね。
おそらくゴムパッキンが割れて車内がガソリン臭いので
キャップを分解したが、組み間違えた?
そんな感じかな?
燃料タンク内の状態は・・・
微量のゴミを発見。除去しました。
あとエンジンオイル、ギヤオイル、スパークプラグ等を
点検交換し、キャブレターを軽く分解清掃して、
試運転です。
完了です。
お次は「エンジンは掛かるがスロットルを開けると
止まりそうになる」というBF2D6です。
試運転すると、確かにその通りです。
お持込になった場合、あれこれ症状を問診しながら
チェックするのですが、エンジンオイルが
すごく多く入っています。
エンジンオイルを指定量より多く入れると、
エンジンがそこそこの確立で吹けなくなります。
しかも、徐々に悪化するような・・・
ご指摘させていただくと、
「オイルだけで調子悪くなるんですか」とのことで・・・
なるんです。
入れすぎた量によりますので、100%ではありませんが・・・
修理後、きちっと説明しないといけないので、
入っていた量を量っておきます。
本来、最大で250mℓのところ、450mℓぐらい
入っていたようです。
450÷250=1.8倍、入っていました・・・
これは、たぶん調子悪かったかもしれません。
オイルは知人に入れてもらったとのことです。
キャブのジェットもそこそこ汚れていたり・・・
燃料タンク内にも、少し多めのゴミが・・・
しかも、においが普通ではありません。
かなり古いガソリンの匂いがします。
プロペラには何かを巻いた痕があったので
外して点検しましたが、シャフトやシャーピンは異常なし。
よし、大体、状況がつかめました。
もうすぐ、完成です・・・・・。
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