お預かり機の修理とBF2Dのライン巻き込みは つらいょ~
皆様、ご機嫌はいかがでしょうか?
整備のご依頼をいただいているお客様よりご注文を
いただいた船外機スタンドが届きました。
サービスで組立てしておきました。
オーナー様、整備は90%ぐらい進んでおります。
一部部品待ちですが、もうすぐ完成予定です。
もうしばらくお待ちくださいませ。
昨日、南紀田辺のエギングチャーターに乗船したお客様が
帰りに立ち寄られました。
「うわっ!」
これ、アオリイカです。
最近のアオリイカは深いところを狙わないと釣れないようで、
ボートエギングならではのサイズですね。
他の小さいのを1匹お土産にいただいてしまいました。
Kさん、有難う御座います。
今度は緊急で持ちこまれた公官庁様のBF15Dです。
浅場で任務中、冷却水が出なくなったとのことで・・・
たまたま部品があったので、修理できました。
厳密に言うと、修理でお預かりしています他の客様に対し
「順番抜かし」になるのですが、
私達市民の生命や財産に関わる事態もありますので、
お許しください。
うまく直って、1時間ぐらいでお持ち帰りしていただけました。
これで任務継続できますね。
いまお預かりで順番待ちの皆様、申し訳御座いません。
シーズンオフとか修理や整備が集中していない「ひま」な時は、
どなたでも部品があればすぐに対応できることもあります。
先日は大阪湾の某所のマリーナ様に出張修理に行ってきました。
上の部品を交換しました。
(画像をクリックすると拡大します)
交換後、Dr-H診断機を接続し、グラフで波形を見て
異常が無いかをチェックします。
OK、直りました。
お次はお預かり中のBF2Dの修理です。
Y原さんのブログで、同様の修理をしているのをみて
「えらい(大変な)のに当ってギしまって難儀(エグイ)やなぁ」と
思っていたことがあったのですが、
私も、初めて当たりました。
「ボルトの頭がほとんど無い・・・」
ドリルを使って・・・ネチネチと・・・
やっとはずせました。(ホッ)
新型BF2DHになって、このボルトがステンレスに
進化したので、このような修理は今後減っていくでしょう。
当然今回も、BF2DH用のボルトを入れていきました。
タペットカバーを交換しました。
ついでに耐熱塗料を塗装し、さらに耐久性を
UPさせておきましたよ。
さあ、直って電話をオーナー様に電話をしようかなと思って、
「ん、なんか気になる・・・ご依頼には無いが・・・」
ギヤオイルを確認したら
「ああっ~・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ギヤオイルが真っ白に「白濁」しております。
連休前にお預かりしていて、やっと返せると思ったのに・・・
オイルシールを見ると、リップが変形しています。
分解してみると、シールの内部までテグスが
巻きついているでは無いですか!
オーナー様に電話して、修理費の追加を申請します。
かなりがっくりされていまして・・・
なにやら素人の知人に貸されていたので、
たぶん巻きつけたのではないかと・・・
オイルシールのさらに奥から、
大量のナイロンの釣り糸が(泣)
回転摩擦熱で、半分溶けかかっています。
自分のラインでこれだけ巻いていたなら、
巻いたという自覚はあるでしょう。
(他人のを巻く「もらい巻き」もあるでしょう)
残念ながらここのオイルシールは在庫が無かったので
また部品を注文して届くまで待機です。
釣り糸をプロペラに巻いてしまったら
陸に上がった後、プロペラをはずして点検をしましょう。
あと、海上での点検はお勧めしません。
ペラを落としたりしたら最悪です。
陸上でやってください。
本日は午後から、出張で出かけます。
ご不便をおかけしますが宜しくお願い申し上げます。
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