BF90DK0とBF135A4改のシーズン前点検なんですわ。
皆様ご機嫌はいかがでしょうか?
シーズンに入り、船外機のご注文や修理が入ってきて
一気にバタバタしてきておりますワタクシです。
さて、前の会社からお付き合いのある常連S様と
後輩のA様から毎年恒例のシーズン前点検に
行って来ました。
まずは後輩A様のBF90DK0
6年間で約600時間運転しています。
今度海上係留に変更するので、内部アノードを
新品に交換します。
係留になると、このアノードの入っている部分の
カバーを留めているボルトが塩で固着すると
次回から交換するのに苦労するので、
転ばぬ先のなんとやらですね。
きちんと交換の手順がわかっていれば、
係留したままでも交換出来ます。
最初から入っていたのがイリジウムプラグで、
まだいけそうなので、交換は来年に延期しました。
プロペラシャフトのスラストワッシャーに
PEラインがてんこ盛り巻いていました。
オイルシールは奇跡的に無事でしたが、
危ないところです。
最後にパソコン診断して、異常無を確認。
まだまだいけますBF90DK0君。
来年はタペット調整もしましょうね。
さてお次は常連BF135A4のS様機です。
このエンジンは10年間ずっと係留ですが、
毎年絶対に点検のご依頼をされるので
完全ノントラブルできている優秀機です。
今回はサーモスタットの交換のついでに
BF135AK2で採用された耐久性の高くなった
樹脂製ベースプレートに交換しました。
ここだけ最新型なのでBF135A4改ですわ。
(紫電改とか17式衛人白月改みたいでかっこいい?)
エンジンオイルは上からポンプで抜いた後、
最後は下から抜いて堆積物も排出します。
スパークプラグは初めにイリジウムプラグが付いていましたが、
ここ数年、稼働率が下がったとのことなので、点検費用を
安くするため、数年前よりニッケルVプラグに変更しました。
新品なので、固着防止のカジリ防止専用グリスを
塗布しておきます。
これで数年後も苦労せず外れるはずで安心です。
こちらも最後はパソコン診断。
約1500時間になりましたね。
でもS様は5000時間現役のBF150A4の顧客のケースを
ご存知なので安心して使い続けておられます。
Sさんが「長く使うならHONDAがいいよ」と
薦めて頂き、A様がBF90DK0になった経緯があります。
A様のボートのステアリングケーブルが固着していたり
他の塩害があったりと予想外の作業もあったのですが、
何とか1日で両方点検が出来ました。
で、今日も2台、点検にやってきたので
TOHATSU MFS6Cと・・・
HONDA BF2D6君です。
BF2D6はオーナー様は毎年シーズン前にきっちり
点検に持ってこられます。
明後日は1月にご依頼あった北の方にやっと
出張点検作業にいけそうです。
来週も出張点検が入っています。
忙しくなってきましたので、体だけは
壊さないようにがんばりま~す。
この記事へのコメントはありません。