いつまで使えるのだBF150Aフォー!!
皆様ご機嫌はいかがでしょうか。
本日のワタクシはAM3時に起きて常連様の
BF150A4の修理に向かいました。
実は先週に「エンジンが止まった、診に来てほしい」
と要請が有ったのですが、先約がたくさんあったので
5日ほど経ってやっと行けたのでした。昨日、電話で
「明日行きます」と電話で打合せしたとき、
「オイル量を調べようとレベルゲージを抜いたら
オイルが吹き出てきた、周りの人に水が入っていると
言われた・・・」と聞いて、暗い気持ちで向かったのでした・・・
着いてパソコン診断をしますが、電気系は異常無です。
総運転時間は4600時間・・・
(このときはまだ、さすがのホンダ船外機も4600時間なら
寿命になってしまうのか・・と暗い気持ちでしたが)
エンジンオイルを下抜きしてみると、
「あれ、水じゃない、しかしシャバシャバやぁ~」
よくよく嗅ぐと、ガソリン臭がします。
「燃料やぁ~ガソリンでシャブシャブやぁ~」
横にいたオーナーの知人のギャラリーの一人が
「首の皮1枚つながった~水やったら終わってたで~」と
叫びます。
で、サーモスタットの故障かなと思いましたが、
それにしても量が多すぎるし・・・残るはここかぁ~
真っ先に低圧側燃料ポンプを疑います。
はずして、横にいたギャラリーの方に強制的に
「ハイっ」て持たせて、プライミングすると
「ポタッ・ポタッ・ポタッ」と燃料が漏れます。
念のためTさんに確認すると「間違いないでしょう~」
さすがの国産「MIKU〇〇」性の優秀な燃料ポンプの鼓膜も
4600時間は無理だったようです。
部品が来るまでの「間に合わせ」に
燃料ポンプをパスするバイパス通路を作り、
フラッシングオイルを入れてガソリンが混ざったエンジンオイルを
をうがいします。
機械式低圧ポンプの代わりに
「人間燃料ポンプ」がプライミングを続け、
エンジンをしばらかけて、直ぐにオイルを交換します。
当然、オイルフィルターも交換します。
再度今度は正規のエンジンオイルを入れて試運転します。
途中でスパークプラグも交換し、
再々度エンジンをかけました。
さすがにゴロゴロメカノイズが聞こえ出した
4600時間のBF150A4君、
でも、アイドリングは安定し、
「ブオン、ブオン」咆哮し元気です。
う~ん4600時間も業務で使えるホンダ船外機、
しかも係留保管で、オーナーは清水通し洗いを全くしません。
(帰港後のクールダウンは毎回きっちりされていますが)
まだまだ乗れそうです。
もう、未知の世界です。
いつまで使えるのだBF150A4。
いつまでたっても壊れないので、
また新しい船外機を買い換えてもらえない
ホンダ販売店のオヤジなのでした~
(貧乏暇無フォーッ)
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