HONDA BF75DK0の電装のチェックは耳の良いTさんに助けてもらったんですっ!
皆様、ご機嫌はいかがですか。
昨日は定休日だったのですが、どうしてもお客様の立会いが
必要だったので出張修理に言ってきました。
オーナーのT様は器用な方で、約10年前にBF75DK0を
購入いただいたあとは、ほとんどご自分でメンテを
されています。
部品を買いに来たとき、少し交換のコツとか
聞かれる程度です。
今回の不調は、ご自分で奮闘されていましたが、
どうしても判らないということで出動となりました。
久しぶりですBF75DK0君!
さて、症状の確認で先に海上試運転に出ます。
「ある操作」をすると・・14.5Vから・・・
13.2Vまで電圧が下がります・・・
バッテリーは昨年交換したとのことで、新しく、
端子もクリーンで、比重も大丈夫です。
エンジンの方へもバッテリーと同じ電圧が行っているので
その後、エンジンの電装系をバラバラにして、各装置ごとに
目視やテスターで抵抗値や導通を計測しチェックしていきます。
「どこも、おかしくないなあ~」・・・
日中は本当に暑くて、でも日陰ではないので
逃げるところもありません。
T様がお弁当を買ってきてくれました。
本当に有難う御座います。
20分ほどで平らげ、また日差しのもとへ戻ります。
ここという問題点が見つからず、組みなおして
再度試運転に戻ろうとしたとき、症状がでました。
「どこだ、どこだ」
7:45から開始した作業が、もう15:00で
マリーナは帰港ラッシュでクーラーを持ったオーナーたちが
あちこちに増えてきました。
ボートを移動させる車両の爆音、掛け声などの
活気ある音の中でテスター片手に格闘して・・・
暑さで疲れてきたので、しゃがんで
サービスマニュアルを見ていると、
T様がエンジンにピタッとくっ付き、あるポイントを
ガン見しながら、
「Hさん、なんか音がしているような・・・」
ええっ、どこどこ
「プチ・プチプチ・プチ・・」
おお、どれや、どれや・・
配線を掻き分け、奥にあった音の原因は・・
マリーナの爆音の中、よく聞こえましたね。
一人だったら気が付かなかったかも知れません。
オーナー様に助けてもらいましたね。
これは今回の症状に直接関係無いので、
テストしていませんでした。
単独でテストすると、確か導通が無いです。
「こいつや!」
今週、部品が入ったらまた行ってきます。
早く直してあげないとね。
いっぱい釣りに行きたいオーナーの
BF75DK0なのです。
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