HONDA BF20D3の内部アノードとインペラーの交換。
皆様、ご機嫌はいかがでしょうか。
一昨日のワタクシは、お得意様にご挨拶の為
マザーレイク「琵琶湖」を回っておりました。
(画像をクリックすると拡大します)
毎年、冠雪した比叡山をみてすがすがしくなり
「今年も始まったな」と実感できます。
本当に「母なる湖」に感謝で御座います。
さて、BF20D3君が点検のため入院です。
エンジンの調子は良いとのことなので、
試運転無でいきなりバラシます。
オーナー様はオプションである真水水洗用の
ウォーターホースジョイントを装備しておられます。
いつでもどこでも水道で洗えるので便利です。
サーモスタットの裏には少々塩の体積がありました。
水洗いが少し、十分では無い?
そして、整備のご要望の内部アノードですが・・・
「あらま~」と主婦のような独り言を言うぐらい・・・
ほとんど溶けてなくなっております。
絶妙のタイミングで交換の依頼をされました。
全部なくなって、エンジン本体が電気腐食しなくて
よかったです。
このエンジン平成21年4月製ですので、
6年9ヶ月ほどの期間で防食亜鉛が消滅したことに
なります。
しかも、この方は陸上保管です。
どこのメーカーの船外機でも船外機には内部にも
亜鉛(アノード)が付いています。
定期的に交換しましょう。
もうひとつのご依頼の冷却水を組み上げるポンプの
インペラーですが、
卍ではなく、ニコチャン大王のように見えます。(笑)
羽根は無事ですが、ゴムが硬化してきていますので
交換します。
お客様は「2年半前に弊社で交換してもらった」と言われたのですが、
過去のカルテをみると、そのときは弊社では交換は
していないようですので、いつからのものかは
不明です。
部品を待つ間、塩を溶かす薬液をスプレーでかけて
冷却水通路内の溜まった塩を溶かしておきます。
中間ハウジングに付着したカルシウムにも
シップしておきます。
きれいに取れたらいいのですが・・・
早く部品が来ます様に~
早く春も来ます様に~
Dr-H様 ありがとうございます。
いつも 船を岸壁から揚げた後 すぐにペールバケツに20Lの真水で
フラッシングしているのですが、水を巡回させているため、塩分が抜け切れてないのか?
それとも アクセルをスロー状態のみでガス抜きしていたのが水洗い不測の
原因だったんでしょうか?。
ともあれ、インペラーもアノードも命からがら 黒ひげ危機一髪だったのですね~!。
???・・・と、思われるところは 治療して頂ければ幸いです。
よろしくお願い致します。。
totanyaさま、コメントありがとうございます。
フラッシングの件ですが、分解しないと内部が見えないところですので、
なんともいえないところですが、もし今後可能であれば、たまにでもポンプで
ウォーターホースジョイント部より内部に水を流してはいかがでしょうか?
宜しくお願い申し上げます。 Dr-H