台風が来てるけど、HONDA BF30D4のアイドル不調の修理と各部点検交換で~す。
みなさま、ごきげんはいかがでしょうか?
ワタクシは昨夕、ご来店の予約にキャンセルが入ったので、
「丁度いい」と修理に出している自家用車を引き取りに行ってきました。
休日に乗っていると、エンジンが苦しそうに
「ニキニキ(ミリミリ)」と言うのでハッとしてメーターを見ると、
水温計がどんどん上昇し・・・・・・
原因は「サーモスタット」でした。
死因は「温度に達しても開かず」です。
修理に持っていくときは、雨でしたが窓を全開にして
エアコンを温風全開にしてオーバーヒートを防ぎながら走っていったので、
周りのクルマにはじろじろ見られて・・・
みんな、私のことバカだと思っていたに違いありません。
半分当たっていますが(笑)
さて、現在HONDA BF30D4君が入院しています。
アイドル不調の修理と各部の小点検です。
プロペラシャフトホルダー内部がススで真っ黒です。
かなり調子が悪いとき、こうなります。
プラグも真っ黒でしたし・・・
エンジンオイルの入れすぎのときも、なり易いです。
インペラー交換も迷われましたが、依頼となりました。
欠けはありませんが、交換しといて良かったかも。
シワや凹み癖みたいな・・・
パッキンも必ず同時に交換するのが良いです。
ペッタンコにつぶれていました。
(写真では太く写っていますね)
内側にやわらかめのグリスを極薄~く塗っておくと
いろいろと都合が良いです。
組立て時、バーチカルシャフトのトップとその下の
ウォーターシールの当たる部分には耐水グリスを
必ず塗ってから、組み立ててください。
絶対です。
ご依頼の内部アノードを交換します。
今回はオイルフィルターの交換は依頼が無かったので、
少々やりにくくなりましたが、通常はオイルフィルターが
外れているときに実施します。
アノードとともにカバーのパッキン類も交交換します。
パッキンを再使用すると、もし海水が漏れ出たとき、エンジンの熱で
半気化した海水をキャブレターが吸い込んで、
キャブとかバルブがやられて・・・南無!
水廻りのパッキンは慎重になります。
アイドル不調ですので、当然圧縮を測っておきます。
1番!
2番!
4ストロークの4ストロークらしい部分のひとつが
「バルブ」ですよね。
この、簡単に目で確認できないものの調子を確認する方法の
のひとつが圧縮圧力の確認です。
とくに、たまにしか使わない方は、不具合が発生している場合が
たまにあります。
バルブは線路と一緒です。
使わないと、管理の悪い場合、さびることがあります。
3番!
大丈夫のようですね。安心しました。
プラグをはずしているついでに、タペットの調整をします。
アイドル不調の修理ですから、当然実施します。
バルブクリアランスも、アイドリングの不調に
関係することが多いです。
タペット調整(バルブクリアランスの調整)をするだけで
アイドル不調が直ったこともあります。
吸気側が少々詰まっておりました・・・
さあて、重大部分の摘出を終わりました。
これからこってり分解清掃調整に入ります。
ヌギヌギ、スッポンポンになったBF30D4君。
見ていると、寒そうで、風を引かないか心配になります。
作業は台風の来ている今日でも、続くのでありま~す。
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