BF9.9AMの続きと、BF8D1と70BETOと微速クラッチとMFS3.5Aです。
皆様、ご機嫌はいかがでしょうか?
現在、MFS3.5A君とF5A君を持込を待ちながら、
昼食を取りつつ、これを書き書きしています私です。
お仕事がたくさん入ってきています。
死にそうです。
有難う御座います。
このままお盆休みまでは、死んでも頑張ります。
さて、オーバーヒートしていたBF9.9AM君の続きです。
ここが高熱で溶けていました。
仕方なくパワーユニットはずして交換になりました。
写真では穴があいていますが、通路はゴムが溶けて
へばりつき、水の通路は1mmぐらいしか残って
居ませんでした。
これも高熱で・・・・溶岩のようです。
これだけ高熱になっていたのに、HONDA船外機は
澄まし顔でエンジン掛かっています。
非常識な耐久性です。
壊れないので、新しいの買ってもらえません(泣)
直りました。
勢いが戻りましたよ!
年式なりに、振動が少し多いです。
ベースアイドルを100rpmだけおまけしておきます。
お客様には、近い将来、メタルやバルブの交換をして
延命するとか考える時期が来るかも?と伝えました。
延命すると、さらに寿命が延びます。
また新しいのを買ってもらう日が遠くなります。
正のスパイラルに陥りますHONDA船外機
頑丈過ぎます・・・・・
お次の患者さんはBF8D1君です。
ヨットでお使いのお客様で、4年前にも定期点検で
診させていただいております。
いつも有難う御座います。
水が漏れるということで・・・
電気腐食で、サーモスタット周辺のウォータージャケット
カバーが欠肉しております。
アノードの交換頻回数が少ないと思われます。
さらに、真水洗いをされていない・・・
「ああっ・・・・・」塩で詰まっています。
やばかった?
アノードは・・・これだったと思うのですが・・・
真水洗いの接続部分が、一番詰まっております。
ばねが出てきません。
よく見ると、サーモスタットも死亡しています。
頑張って、掃除をします。
オーバーヒートを起こさないように、塩を掻き出します。
内部にソルトオフを注入し、分解しない部分の塩も
溶けるように試みます。
きれいになりました。
部品が来たら、定期交換部品も含めて、続きに入ります。
お次はYAMAHA 70BETO君です。
忙しい合間を縫って、中紀へ走ります。
(CR-V君、酷使してごめんね)
エンジンが全然吹けないとのことです。
このエンジン、ボートとセットで以前勤めていた会社のときに
17~19年ほど前に販売させていただいたものです。
マリーナ所長と一緒に、いろいろチェックしていきます。
電気系は問題ないようです。
「あれっ」1番の圧縮がありません。
なんど、ガスケットが抜けていました。
マリーナの所長は「やった、安くで直る」と
横で喜んでおられるのですが・・・
確かに、ガスケット交換したら、直るのですが・・・・・
当然、冷却水(海水)は中に入って錆びていますし、
クランクシャフトのメインベアリングも、分解しないと
錆びているのか、いないのかわかりません!
オーナーに電話します。
慎重なオーナー様は、全部バラバラを選ばれました。
一番ベストな選択です。
ありがたいです。
修理後、あとでモメたりするのが、一番イヤです。
「一番安い方法で直して」と言われて妥協修理すると、
近いうちに再度不調になって、トラブルになりがちです。
昔GUNさんにきつく言われました。
「お客様のためを思って、部品は思い切って交換しなさい」
そのときは???でしたが、最近わかるようになってきました。
故障の判断をするのは、お客様ではありません。
自分で判断できる方は、修理に持って来ません。
交換したほうが良いか、悪いか判断するのは
サービスマン自身ということですね。
お次は、微速クラッチをノブ型からレバー方式への
変更のご依頼です。
工事の下見に行きます。
おっと、普段はディーゼルの工事はお受けしておりません。
今回は常連さまよりのご紹介のお客様なので・・・
スペースは大丈夫そうですね。
おっと、お待ちしていました、
TOHATSU MFS3.5A君がやってきました。
TOHATSUさま、いつもお客様のご紹介
有難うございます。
来週は月曜から、雨でのびのびになっていた
BF225A6のベアリングの交換があります。
BF130AXのトリムシリンダーの交換も入りました。
BF50Aの再生も、そろそろ仕上げないと怒られます。
今月は遠方からの30ftの回航も入ると思います。
シーズン真っ盛りです。
仕事がいっぱいです!
楽しいです!!
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