HONDA BF90DK4のセッティングを、した!!
皆様、ご機嫌はいかがでしょうか?
いまさっき、オーナーのご友人が修理上がりの船外機を
オーナーに代わって引き取りに来て頂きました。
オーナー様が忙しくて来れないので、気を使って
代打をお願いしていただいたようです。
お気遣い有難うございます。
船外機はクルマと違って日常には必要ない場合も多いので、
たまに、長期お引取りいただけない場合があったりすると
困ることがあります。
作業台が占有されたり、部品の支払いが先に来て、
立替みたいになったり、地震とか、トラブルで倒してもいけないと、
余計に気遣いが増えて・・・
99%の方は修理完了後、すぐに取りに来ていただけます。
でも残り、1%を警戒して、みんな
「自分の売ったもの以外は修理しないよ」となっていきます。
現在も、修理ではなく、BF5Aのシャーピンの部品ですが・・・
電話を何度もしているのですが・・・・
もう、ホンダさんにはこの部品代は支払い済みですので、
立替になっております。
金額は小額でも、心は辛いです。
こんなこと思うの、私だけ?
今回も愚痴を聞いていただいたので、楽になりました。
有難う御座います。
さて、先日T岡店長のお手伝いをした、BF90DK4のセッティング
の続きです。
今回のバスボートには、USAメーカーでセットされたと
思われるProV115が付いていました。
プロペラはMercury High-Fiveの22Pがセットされていました。
2ストV4の115馬力が回していたプロペラなので、
90馬力では普通はプレーニングするかどうかも
あやしいぐらいです。
でも、HONDA船外機が誇る特許技術の加速装置
「BLAST」が付いていますので、まあこの技術は
本当にすごい技術で、
セッティングが出来ているかのように、余裕でプレーンに
入ってしまうのです!
慣らしを延々と続けるT岡店長・・・
横の私は・・・ヒマです・・・・・。
BLASTの続きですが、この加速装置は今回のように
プロペラがキツイ場合もそうですが、ゲストが定員いっぱいに
乗ったときも、ワカメ、カキなど漁業で満載したときも、
「あれ」と思うぐらいスムーズにプレーニングに入ります。
プレーニングになかなか入らないのは、燃費が悪化します。
当然競争であっても、スタートダッシュの差になります。
さらにはギヤ比をユルくする必要が無いので、高速域は
きちんと、気持ちよ~く伸び~てくれて最高に走りが
気持ちいいです。
テスト日はベタ凪で、最高のコンディションです。
さて、少し慣らしもできたので、プロペラのセットに入ります。
WOT(ワイド・オープン・スロットル=全開)にします。
高さがうまく合っていないのか、あまりチルトが上がられません。
ピッチングが出てしまいます。
それでも必死WOTにしてみますが、5000rpm前後しか
回りません。
T岡店長に命を預け、少しスピードを緩めてもらってから、
後ろを見に行きます。
やはり、高さがあっていないことがわかりました。
慣らしを続けながら港へ向かいます。
帰っていったんボートを上架し、プロペラを17Pに交換し、
エンジンの高さを変更します。
さて、再度出航します。
ハイト調整している間に、風が出てきて面が荒れてきました。
右に左にあちこち探しますが、もうフラットな面はありません。
比較的波が少なく、風がまっすぐに吹いているところがあったので、
そこで追い風でWOTにします。
エンジンの高さ調整はバッチリで、どんどんチルトを上げられる様に
なり、波があっても安定して走ってくれます。
エンジンの回転は一瞬でVTECゾーンの5200rpmを超えて、
高速域に入り、VTECの恩恵を受けた反動でお釣りが出て、
一気に6200rpmまで回ってしまいました。
これで、プロペラは17Pよりも、
19Pあたりがちょうどよさそうです。
恐ろしきVTECパワーです・・・・
(後日、SOLASプロペラのHR-TITAN-4の19Pに
決定しました。やはりバスボートはハイレーキ
プロペラですよ)
高さも本当に良いところに決まりました。
どんどん荒れてくる海面でも、自在にトリム角を変更し
慣らし運転を続けられます。
さすがはT岡店長。
無事、お客様に納品できるボートになりました。
ああ、「仕事をした~」と実感できる幸せな瞬間です。
オーナー様、T岡店長、ホンダファン皆々様、メーカー様、
本当に有難う御座いました!!!
さてさて、本日の私のおっちょこちょいですが・・・
ボートを浮かべた時、後進に入れると・・・・
前に進みました???
リモコンボックスにケーブルをセットしたのは、
私です・・・・・・・。
おかげで、試運転&慣らし運転をスタートするのが、
1時間ほど遅れて・・・・・・・
T岡店長「やはり、事前の試運転は大切ですね!」
と超納得されていました。
ハイ、まったく、そのとおりです?!・・・・(泣)
この記事へのコメントはありません。