TOHATSU MFS2Bとバケツではムリネは無理ね!?
皆様ご機嫌はいかがでしょうか?
本日2回目のブログ更新です。
えっ「おまえ修理たまってんのとちゃうんか」って?
はい、急ピッチで仕上げております。
涼しくなってきたので、特にピッチも上がり気味で~
ラッキーも重なって、バリバリあがっております。
TOHATSU MFS2Bが先日から入院しております。
持ち主のご友人がお持ちになったのですが、
一緒に並走していても、不調が分かったとかで、
「高回転でおかしかったですわ」と・・・
ウチは水辺に面していませんので、試運転できずに
一番苦労する症状です。
高回転は、一番エンジンがしんどいときです。
その回転と負荷を再現しないと、症状が出ないときが
あります。
このMFS2B、
何度、陸上試運転をしても、まったく不具合が出ません。
「仕方ない、あれをやってみるか・・・」
これ、専門用語で「ムリネ」というらしいです。
すなわち、水槽で、本物のプロペラと同じ負荷をかけられる
「テスト用プロペラです」
で、これを装着しようと、プロペラをはずそうとしても、
「あれ?」外れません。
プラスチックハンマーで叩いてはずすと、
「ああ、犯人はこれや~」
シャーピンが完全に折れております。
オーナー様、アルミプロペラに交換されていますので、
木の枝をはねたり、
海底を擦ったときも
プラスチックプロペラより、シャーピンへの
負担は大きいでしょう。
(走りは理論上、良くなる可能性があります)
折れた上で、シャーピンの破片が運よくプロペラシャフトの
穴に引っかかっていたようです。
ご苦労さま、プロペラシャフトさん・・・
彼女はけなげにもシャーピンが折れたのに、
うまく掴んでオーナーを岸まで運んでくれたのでした。
「有難う!」
さて、ムリネをつけてバケツで試運転をします。
1000rpm
2000rpm
3000rpm
4000ああああああああああああああっ
ムリネを使っていても、バケツの水槽では
全開にする前に、水が飛び散って続けられません!
「全開は無理~」
でも3000rpm~4000rpm付近までは、
異常は見当たりません。
やはり、シャーピンの異常だったんではないでしょうか。
もう少し儲かったら、3m×3mぐらいの
船外機テスト水槽がほしいと思った、
今日のワタクシでありました。
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