救助艇のBF8D2は、7年間ノーメンテナンスでも航走っていました。
皆様、ご機嫌はいかがでしょうか?
私の海の日の釣りは、和歌山に決まりました。
あとは天気がいいのを望むだけです。
晴れますように・・・
さて、とあるレンタルボート様で御使用のHONDA BF8D2君が
入院しました。
連れてこられた方は、普段お使いの方とは違うようで、
訴えの症状が、う~ん本当なのか?
お話からするとキャブレターの不調って感じなのですが・・・
時間がかかるのですが、1から原因と症状を探していきます。
圧縮は大丈夫のようなので、ここはOK
・・・・・オイルをどれくらい注入したのでしょうか?・・・・・
入れすぎです・・・・・
さあ、エンジンを掛けようとすると・・・・
掛かりません。
「話が違う~」
あれこれ調べて、原因はこれでした。
どこのか分からないエマージョンシークリップが原因で、
純正品を差し込んだら、一発で始動しました。
冷却水も出ています。
その他の点検も続けます。
ラインを大量に巻いています・・・・・・・・・・
スラストワッシャーのライン巻取り量を大幅に超えて
はみ出して、シャフトのシールにも巻きついて・・・
気になるので、ギヤオイルも点検します。
「うわー」
また、なんとも判断に悩む色が出てきました。
仕方なく全部抜いて、圧力テストします。
圧力はキープできていますし、漏れもありません。
たぶん大丈夫ですね。
インペラーは最初、交換しなくていいと言われましたが、
7年も経っているので交換したほうが良いとお勧めして、
ご理解いただいてのですが・・・
確かに1度も交換されていないようです。
マーキングのままです。
しかし、日ごろの行いがよかったのでしょう!
南無阿弥陀仏でございます。
検水口から水は出ていたので、分解しないと
見つからないところでした。
高回転で不足していたパターン?
ひょっとしたら不調の原因は、オーバーヒート→回転
制御だったのかも知れません。
7年間未交換のインペラー、スパークプラグを交換し、
キャブレターの分解清掃調整で、完全に直りました。
業務使用なら、最低2年おきぐらいで定期点検をしていただくと、
ノントラブルでずっと使えると思うのですが・・・
直ったBF8D2君、トーナメント(の監視?)がんばってね。
あと、16年選手のBF130Aがやってきました。
これも・・・・たぶんノーメンテだったようです。
しかも・・・販売したお店が自主回収の対応をせず
未対応のままほったらかしだったようです(泣)
約12年前の自主回収を、いま放置したお店に代って
私が行います。
明日部品が来ますように~
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