HONDA BF15AYの調子の悪い原因を探す。
みなさま、ご機嫌はいかがですか?
朝から昨日のさくらんぼ「佐藤錦」を食べてご機嫌のワタクシであります。
ネットで弊社HPを見つけて、お持込されました、BF15AY君。
調子が悪いとのことです。
故障の原因が見つからないと見積が出来ないので、
暗くなってしまったのですが試運転します。
その前にコンプレッションを計っておきます。
さすがHONDA、この年式でも高圧縮です。
信頼の証です。
ちなみにこのコンプレッションゲージ、少し低めに提示します。
同じエンジンを日本製のゲージで計ると、0.5~1メモリ高くなります。
でも、ねじ込み式で押さえつけておかなくてよいので便利なのです。
試運転します。
確かに、少し不安定な回転をすることがあります。
10年以上経っている古いエンジンは、電装関係が???の場合がでてきます。
そう、洗濯機、TV、冷蔵庫、炊飯器、クーラー(私もこないだ新品に(泣))
家電製品が壊れたり、調子が悪くなるのがそれぐらいですよね。
このエンジンは平成13年製造なので、13年前のエンジン、
CDIユニットも疑いたくなります。
(というか、10年過ぎたらCDIユニットなどの電装品は
いつ調子が悪くなっても。・・・予備軍と考えていたほうがいいかも)
CDIユニットをテストパーツと入れ替えても・・・変化なし
スパークプラグは2本共火花が飛んでいますが・・・
ためしに中古のプラグを入れてみると、少し調子が良くなりました。
でも、まだほんの少し・・・おかしいと思うのだが・・・
キャブレターを分解しますが、少し汚れていますが、
こんな感じになるようには感じず・・・
もしや・・・・・
「あった」
自分で自分がニヤけたのがわかりました。
サーモスタットが死亡されています。
スパークプラグとオーバークールのミックス攻撃だったようです。
大体の見積が書けそうです。
最後は、悪かった部品を交換して、答え合わせします。
たまにそれでも、まだ悪いところが隠れていて、追試になりますが、
これら悪い部品をひとまず交換しないと、
正確な診断が出来かねます。
がんばって、これからBF15AY君の見積を書きま~す。
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