NV150Aの消耗品交換はオーナーの運の良さに感謝です。
皆様、ご機嫌はいかがですか?
先日ご紹介のBF2D用のプロペラの問い合わせやご注文を
いただいた皆様、有難うございます。
現在、まだ在庫はありますが、思ったより好評なので、
追加しようかと検討中です。
さて、先週、前に下見に行ったNV150Aの
消耗品交換に行ってきました。
7年ほど点検しなかったので、ギヤケースのボルトが緩まなくなったやつです。
マリーナに着くと、ハーバーマスターが
「Hさん、急で悪いけどSRV-20のインペラーも交換して」
と、言われました。
仕事をもらうのはうれしいですが、NV150Aと同じように、
ギヤケースのボルトが緩まないとか・・・・
「いや、この年式のYAMAHAは緩むはずだ・・・・」
長~い工具を使ったら、緩みました。
これも6~7年ぐらいほったらかしだったそうですが、
私は、70BETOは、陸置きなら緩むイメージです。
ポンプのボルトも、硬くて・・・・
でも、外れてよかったです。
さて、NV150Aの消耗品を交換していきます。
ギヤーオイル、アノード(ステンペラだからか、陸置でも減っています)
スパークプラグ・・・
燃料フィルターを交換したので、プライミングしてガソリンの漏れを見ますと・・・
関係ない、ホースの接合部から漏れています。
「最悪~」
ホースは切れたりしておらず、
ホースクランプが締める力が無いような感じです。
何度やっても漏れるのですが、さすがにここは、
見なかったことにする気持ちは微塵も起こりません。
「ガソリンを軽く見ると、ヤバイよ~」
ホースクランプを交換します。
ちょうど、このサイズのホースバンドが部品箱に
ありました。
「これでもう大丈夫だろう・・モミモミ・・・あれっ!」
前のほうから、ガソリンが流れてきます。
細い方のホースの接合部から、「ツタ~っ」と漏れております。
船外機は回転中は、カウル内は高温になりますから、ガソリンが洩れていると
気化したガソリンが充満して、危険です。
ここも、違うバンドで漏れを止めました。
このホースクランプが、締め付ける力を失っている?
そんな感じでした。
普段の修理はホンダ船外機がほとんどなので、
こういうパターンはイメージが無くて、
少しびっくりしました。
ひとつ間違うと、見落としていたかも・・・
よく、私の目に留まったものだと、お客様の
日ごろの行いと運の良さにに感謝でございます。
その他の部分も含めて、これだけ交換いたしました。
3箇所でガソリンがにじんで漏れていました。
みなさま、10年を超えた船外機をお持ちのオーナー様は、
ガソリンの漏れ、にじみもチェックしましょう。
私も今後、こういったケースもあるんだと、
チェックをしていこうと思っています。
オーナーの運の良さに、乾杯!の点検でした。
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