7000時間を超えていてびっくり!
皆様、ご機嫌はいかがでしょうか?
トーハツさんの新しい診断機を買いました。

スマートホンとWifi接続で診断できます。
早く診断できる対象のEFI船外機が整備にやって来ないかな?
よく預かる警察のMFS20Eとか、早くやってみたい。
これなら持ち運びも便利そうです。
先日、苦労したHonda BF250Dの修理の写真をやっと整理しました。
水を飲んで錆びていたので、バルブスプリングを交換しましたが
交換する数が数だけに少し気が遠くなりそうでした。

昔、本田技研さんのサービスさんが会社にきて一緒に整備した時、
この特殊工具(黒い特殊レンチ)を見て「おっ、これ持っているんですか?」と聞かれました。
「これ無いと、ホンダは分解できないでしょう」と言ったのですが・・・

たまにしか登場しないSnap-onのトルクレンチも今回は大活躍でした。
主要部を組むときにモリブデンペーストを塗布していますが、
「完成しました」とオーナー様に連絡したあと、取りに来られるまでは
出来るだけ可能な限り毎晩、仕事終わりに1ℓほどガソリンを焚いて、
陸上の軽負荷ですが慣らし運転をしていました。

さすがにV6は何かと緊張の連続でした。
同業者さんから依頼を受けて整備していたBF40DK4ですが
運転時間が7000時間を超えていてびっくり!
よっぽど大切にメンテナンスされていたのですね。

しかもタペット調整やEACVの掃除など
「Honda船外機の魔法の3点整備」を実施すると
パリッと症状が軽く、出なくなったので大したものです。

よっぽど完璧にエンジンオイル交換をしていたのでしょうね。
但し運転時間が時間なので、電気系の部品
(高圧燃料ポンプとか点火系とかモーター系)については
注意してくださいとお伝えしました。
7000時間で、まだまだ使えそうな・・・やっぱり恐ろしい耐久性ですね
本田技研工業・・・。
MFS2Cがプロペラシャフトからのオイル漏れで修理で入ってきました。

「言いにくいんですが、以前ギヤオイル交換をしてもらった」と言われます。
えっ、私がギヤオイルを交換したから、プロペラシャフトから漏れるようになったと
言いたいの?
構造やいろいろ説明して、誤解が溶けて、納得してもらいました。
ギヤオイルを抜くと、確かに水か何か混じってますね。

圧力テストをすると、確かにプロペラシャフトから漏れています。
さらに「シュー」と音がするくらい、漏れております。
完全にオイルシールがやられていますわ。

「釣り糸は巻いたことが無い」とのことですので、
小石とか、何かすごい確率の運の悪さで巻き込んだのでしょう。

ボールベアリングの向うにオイルシールが有るので
少し面倒ですが、部品が届いたので、明日には修理完了しそうです。
お仕事いただきました皆様、有難う御座います。
あとまた50馬力のご注文を頂きました。
ハンドル待ちで12月の納品になりますが、感謝感謝です。
来週から12月ですが、BF225AとBF150Aの整備のご依頼もあって
あいさつ回りもあるので、いつも通りバタバタしながら
年末を迎えることになりそうです。
やらねば・・・・・
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