
大事にされているF60CとBF15DK2のセットアップ
皆様、ご機嫌はいかがでしょうか。
GWが過ぎたと思ったら、またいろいろ
忙しくなってきました今日この頃です。
先週の土曜日は和歌山マリーナシティヨットクラブの展示会でのお手伝いに
行っていました。
凄い風で、試乗艇の出航が中止になっていましたよ。
テレビも取材に来ていましたが、同様に出航できず。
天候には勝てません。
今週は常連様のYamaha F60Cの定期点検に行ってました。
ボートとセットで買っていただいて、もう12~3年経つのですね。
大変丁寧に使っていただいていて気持ちいい。
係留保管で、2年おきにアノードをきっちり交換されますので
12年経ってもエンジンオイルは白濁の心配なし。
スパークプラグの交換もご依頼いただきました。
過去にはステアリングケーブルを交換したぐらいでしょうか?
本当にトラブル無しで使っていただいています。
サーモスタットも交換されます。
メーカーの指針通り整備すると、本当に壊れませんね。
今回の定期点検で交換した部品です。
「調子が悪くなったら、載せ替えますわ」と言われますが
エンジン音を聞いている感じでは、オカワリもらえるまで
あと10年ぐらいかかるでしょう。
まだまだいけますF60C君、応援してるよ!
先日契約いただきましたBF15Dk2が入荷しました。
お渡し前のセットアップを実施しました。
エンジンオイルを注入し、各部チェックしながら試運転に入ります。
このパワーと静かさではトップクラスを誇るBF15DK2君ですが
緊急時に破壊からエンジンを守る安全装置が付いています。
まず、エンジンオイルの圧力が下がるとこのグリーンのランプが消灯し
運転者に非常事態を知らせます。
それでも無視して運転を続けると1分後に強制的にエンジン回転を
下げて(1800rpm)運転者に異常を知らせるとともに
故障から極力エンジンを守ります。
オーバーヒート時は同じように回転を下げますが
無視すると1分後に強制的にエンジンを停止させます。
再始動は可能ですが、温度が90度に達したのを検知すると
同じことを繰り返します。
なのでこのBF15DK2(8~20馬力も)
ぶっ壊して持って来る人、めっちゃ少ないです。
この機種は始動性もとても良くて、本当に1回目の引っ張りから
エンジンの始動ができることが多いです。
その始動性をつかさどっている「オート・バイスターター」ですが
始動時はアイドル回転が少し高くて、運転しているうちに
徐々に下がってくるようになっています。
これも機能しているか、試運転しながらチェックします。
次に加速装置(ポンプとチャンバー)が付いているので、
吹かした時についてくるか、鬼加速するかもチェックします。
当然、温まった後のベースアイドルもチェックします。
その後は水槽(バケツ)内で前進、後進に入れて少しの時間、
クラッチやベアリングの調子をみたり、なじませたり
ちゃんとお客様に渡してから活躍してくれるように
各部のチャックをしていきます。
たまに、箱のまま送ってくれと言われますが、
全てのお客様がそれらのセットアップや確認ができるわけもなく
逆に販売店の義務でもありますので、「箱のまま」はよっぽどの場合以外は
断りしております。
そして最後に、独自の防錆処置や、場合によっては潤滑グリスの追加
後お客様がけがをしそうな部分のチャックや修正をしていきます。
例えば、このようなインシュロックの鋭角な切り口が有ったら、
出来るだけ鈍角にしたり・・・
せっかく私のような者から、わざわざ買っていただくのですから
価格だけでなく、いろんなところにも気を配りたい。
さて、明日は新品のBF5DHの納品や点検で預かったBF2DHの引取がありますし、
来週はBF50DK4 LRTNの取付のお仕事もあります。
体調を崩さないように気を付けなければ・・・
なので、昨日も飲み会を断るという苦渋の決断をした
私だったのです・・・(泣)
「またぁ、誘ってね~ぇ!!!」
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