Honda BF100AK1をガバっと「行っきま~す」
皆様、ご機嫌は如何でしょうか。
本日、お客様がアポなしでご来店で「ホンダ2馬力が欲しいんですけど~」とのことで
「ああ、ありますよ」とお話したら「ええっ、直ぐ銀行でお金降ろしてきます」
と、即購入していただきました。
昨日とおとといはBF100AK1のセットで出張に行ってて留守だったので
お客様と私と2人とも「運がいい」
銀行に行かれている間に箱から出してオイル/ガソリンを入れて
セットアップして、試運転して最後の微調整をしておきます。
これから寒くなっていくので、少しだけ高めにしておきました。
初回点検も今年中に必ず来ていただくということで
絶対ですよ!
さて、その、昨日までセットしていたBF100AK1のお話です。
今回、とあるお得意様より船外機換装の相談を受けました。
1,ボートは誰でも知っている超有名USA製の18ft
2,現在、国産140馬力が付いていたがぶっ壊れた。
3、使い方は釣り、でも速度も可能な範囲でほしい。
4、現在スタンヘビーなので少しでも解消したい。
私、何回か書いていますが、4気筒はBF90DK5が一番好きです。
でも今回はBF100AK1をお勧めしました。
ご相談を受けたマリーナさんのガソリンはハイオクですし、
少しでも速度を、ということで、シャー専用・・・ではなく
「ハイオク専用機」のBF100AK1を、実は初めてセットしました。
お見積りも通り、ご契約になったとのことで船外機を送り込み
で、お得意様に「実は指が折れているのでお手伝いの人間を
連れていきます」と言いますが、
「私が手伝うので、大丈夫」と3度ほど言われて
信用して単身、現地に向かいました。
現地に着くと、なんと「国産140馬力」は撤去してあって
BF100AK1も梱包から出されて、クレーンでブランブランと
吊ってあります。
信用した言葉の通り、何も言わないのに、狭い、つらい、両手なところは
全部やっていただき、「ああ、一人なのにいつもより早く進む~」
時間が無いときぶっ飛ばす昼飯も、おいしい台湾料理のお店でまったり~
気が付いたら、15:00ぐらいに(細かな部分は残っていますが)
試運転できるところまで出来上がって、
「さて、テストは何ピッチから始めようか」
そう、4月で「プロペラの神様」が本田技研を定年退職をされたので
20年ぐらい前の、自分の頭で考えないといけない状況になっています。
「こんな今年に限って船外機が良く売れる」
プロペラのピッチを毎日考えるとハゲそうですが、うれしい悲鳴です。
今回は会社に有った、4種類持ってきた内の2番目にキツイピッチを履かせました。
さあ、私のステアリングで沖に向かいます。
たいがい、桟橋を離れた時の微速で、スルスル立ち上がるのか、重いのか
何となく予想が付くのですが、「あれ、重い、(立ち)上がるかな?」と独り言をいう
私の横で、お得意様が少し心配そうな、任せたような顔をされています。
慣らし的にトロトロ走ってきて、やっとWOT(ワイド・オープン・スロットル=全開)ができる
海面まで来ました。
一旦行き足を止めてから、「アムロ行っきま~す」みたいな感じで
ガバッっとリモコンレバーを完全に前へ倒しきります。
海外製18ftはボトムのVが深いので和船のように「スルスル~」という感じではなく
バウが「ガバっ」と立ちそうになり、そこで「モタモタ・・・・」になるかと思ったところで
Honda船外機に付いている加速装置の「BLAST」が「ブリブリ~!」と
効いてきて、ブイイイイ~と立ち上がりました。
「やった、いけた」
その後は鬼のような加速を続け、私の押すトリムボタンと同調しながら
ハルはスススッとリフトして、相乗効果で速度も伸びて
BF100AK1の最高回転の6300rpm付近で最高速を記録しました。
今日は2人乗りで荷物も積んでいない状態なので
今後、荷物を積んでいかれることを考えたら
ちょうどいい感じと、ピッチも正解で、運転を代わって
お得意様の運転でいろいろ走って、桟橋に向かいました。
夜は当然・・・
試運転できたお疲れ様の乾杯をいつものBARで!
したたか酔って夜が更けて・・・
次の日はやり残していた配線を整理したり束ねたりして
完了いたしました。
良かった、よかった。
オーナー様、耐久性の高いHonda船外機を選んでいただきまして
本当に有難うございます。
難しいところをほとんどやっていただきましたお得意様も
感謝でございます。
ああ、早く指治らへんかな~
やっぱり不便ですわ・・・・・・・・・・
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