またマルチディスプレイを取付した。
皆様、ご機嫌はいかがでしょうか。
週末にお得意様にカジキ釣りにお誘い頂きまして
「超久しぶりの久しぶりの遠洋漁業だ~」と張り切って持っていくスポーツドリンクや水を大量に買って、
そう、ワタクシは「船上ではノンアル人間」なんです、いや、
降りた途端に浴びるほど飲みますが、で、
準備万端でしたが、悪天候で中止になり凹んでおります。
残念。
さて昨日は、お客様に定期検査の依頼をいただいたので、その下見を兼ねて
Honda マルチファンクションディスプレイの増設に行ってきました。
無いかもと聞いていたサイドスカッパーはありました。
その他部品の確認や航海灯、燃料タンク、キングストンバルブなど
多くの項目を確認して、のちディスプレイの取付工事を実施しました。
この穴、最初はシコシコ切っていましたが、もう何個も何個もつけるので
おねだりしてホールソーを買いました。
高かった~
ディスプレイの裏はNMEAの5ピンのネットワークケーブルを接続するだけです。
Hondaのネットワーク(H-CAN)の接続はこの5ピンなので
HUMMINBIRDやGARMIN、RAYMARINEなどと全く同じタイプなので相性が非常に良く
「スパっと一瞬」でネットワークに接続できます。
取付説明書には日本語もあるので、「器用な人なら」素人でも取り付け可能かも?
不器用な人は買ったお店に取付を依頼しましょう~。
シリコン製のカバーも標準で着いているので、屋外にもセットしやすいですね。
ネットワークはおなじみNMEA2000方式で、Tコネクターとターミネーター(終端抵抗)を
使ってエンジンとディスプレイを接続します。
今回は安く上げるため、社外品のNMEAスターターキットを使用しました。
当然、メーカー指定品ではないので、
取付した私の自己責任において実施しました。
社外品を使う方は、自己責任でですのでご留意くださいませ。
今回はBF90DK5のメカリモコンモデルで、メーカー表示だけなので
社外品を使いました。
あと電子リモコン(DBW)モデルの場合には、絶対に社外品は使わず
メーカー指定の空色の高品質ネットワークケーブルをご使用ください。
事故でメインのコントロールケーブルが断線した場合、
H-CANネットワークがコントロールケーブルの代わりをすることで操舵不能になることを
防いでいますので、そこに社外品を使うのは自爆行為です。
エンジンからの情報の取り出しには、専用のインターフェイスケーブルキットを
使います。
ここは社外品で代用はできませんよ。
BF90DK5と接続するための6Pカプラーはスターターモーターの近くに
ありました。
(人差し指で触っているヤツ
このカプラーの形はどの馬力でも同じなので、探せばどこかにあります。
手のひらに載っている右側のカプラー&配線はこれからつなぐインターフェイスケーブルです。
エンジンからケーブルを外に出すグロメットには2つの細い穴が余っているので
そこを貫通させてインターフェイスケーブルを外に出します。
写真の中断の穴の左2つの向うからの光が見えない穴がそれです。
コネクター接続部が外部や湿気のある部分になる時は必ず接続後に必ず
防水処理を実施してください。
私は自己融着テープを巻いています。
ネットワークケーブルが外部を通る時は保護処理をしてください。
私はコルゲートチューブを保護に使っています。
このボートはアワーメーターが付いていてメーター裏の電源線の予備が
空いていなかったので、PGMインジケーター線の空いている6Pカプラーから
(昔のデジタコにつなぐための6Pカプラー)
プラスマイナスを取り出してH-CAN(NMEA2000)ネットワークに
電源を供給しました。
これでキーON でメーターが同時に稼働します。
この画面は航行中にECOmモードの省燃費運転を開始すると
回転数の部分がグレー→グリーンに変わるので見やすいですね。
省燃費運転ではリーンバーンも行うので、最大で20%も燃料の消費が
良くなる場合があります。(写真はグレー状態)
HUMMINBIRDやGARMINなどの航海機器とつなぐ場合、
すでにネットワークを構築済みなら、
新たに電源を取らなくてもディスプレイは稼働しますが、
その場合、キーONではなく航海機器のネットワークの稼働で
このディスプレイも動き出すことになります。
(船外機と航海機器の電源が同時に入っているような使い方)
こちらの画面はチルト角がパーセンテージ%で出るので使いやすいです。
こちらも同様にグリーンでECOmo状態がわかります。
使った燃料の量がはっきりわかるのもありがたい。
航海機器とネットワークしてGPS情報が入ると、メニュー操作で
速度の表示もできるようになります。
違うメニュー操作で表示画面の色を変えたりもできますし
センサーの異常をパソコン診断機が無くても表示できるのも
ありがたいです。
あと、20時間/100時間/200時間/300時間・・・・・・・・ごとに
「 ▲ need meintenance ・・・・」と定期点検の表示が
出るのもありがたいです。
「最近EFIのホンダ船外機を買ったが、アナログメーターだ」というオーナー様
このマルチファンクションディスプレイは優れものです。
出した値段以上に、
カッコよくて、役に立って、取付けしないなんてもったいな~い。
業界では安い方だと、思うんですけども・・・・
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