ナイロンの釣り糸の悲劇
みなさま、ご機嫌はいかがでしょうか。
今年の9月は特に忙しいと書きましたが、第3週、第4週に
出張予定が入っているので、第2週(今週)と
最終週に大部分の作業を行わないといけなくなっており、
依頼を受けているだけで
BF250D×2台(陸上1台、係留1台)
BF225D(上下架作業含む)
BF135A4(上下架作業含む)の定期点検と
10インチのGPS魚探の取付
(釣具屋さんに修理に出したら2週間返事も無くて、
その間釣りに行けなくて、オーナー激おこで、結局修理不可となり、
修理不可ならそんなに時間かかるわけない、信頼が揺らぐと言われ
代わって私(棚ぼた)から新品を買ってくれました)
他にも守秘義務のある「言えないお仕事(官庁からみ)」があるので、
あたまがおかしくなりそうです。
当然、お持ち込みの修理もこなしています。
お持ち込みのTohatsu MFS2Bのギヤケースです。
2台持ち込まれました。
前進に入らないということで・・・
ギヤオイルが抜けて、水が入って錆びていました。
ギヤは使えそうですが、ベアリングは全滅です.
もう一台は、ギヤも含めて玉砕!!
こちらの修理は、やめておくそうです。
2馬力はベアリングが細かいので、外すだけでも
骨が折れます。
専用の特殊工具を使って、やっとこさです。
まずはプロペラシャフトホルダー側
次はフロントベベルギア側。
で、水の入った原因ですが、プロペラシャフトホルダーの
センターの穴の中に「ちらっと」見えているのが
ナイロンの釣り糸です(悲劇)
この糸がオイルシールを破壊し、ギヤオイルが抜けて
代わりに水が・・・
釣り糸を巻いた自覚があるときは当たり前ですが
定期的にギヤオイルを交換していたら発見できたと思います。
1台この世を去りました、南無~♪
次は、始動性がイマイチで入院したHonda BF2DH君。
スパークプラグが錆びていました。
これなら、勝手に交換しても怒られないだろう・・・・・
始動性うんぬんかんぬんいうなら、まず初めに
何も考えずにスパークプラグを交換するのが
艦隊勤務の掟です。
「換えないで」ってプラグ代450円に固執する方、苦労します。
(最近は少なくなりましたが)
キャブレターを分解清掃しました。
お次は同じ日に入院になったBF2D6君、
オークションで落札したが不安なので点検してほしいとの事でした。
はっきり「オークション」と言われるところに好感がもてますね。
プロペラシャフトに釣り糸が巻き付いていました。
こんなのを軽く見て放置すると、最初のやつみたいに
なるかも知れません。
本日引き取りに来られましたが、修理金額を言うと
「そんなに安いのぉ?○万か×万ぐらい、いかれると思ってた」と
言われました。
「いかれる」って・・・・・
修理の指針(フラットレート)はメーカーから出ているので、
「塩害ボルト固着」とか「ボルト折れ」が有れば割り増ししますが
そうでなければ、大体決まってしまうんです。
もっと値上げしても良いのですかね?
おっと、そろそろ帰ります。
明日も、朝早いんですわ・・・・・・・・・・
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