まさかインペラーだけ交換してポンプの変形を見落・・・
皆様、ご機嫌はいかがでしょうか。
本日は珍しく、1日ツナギを着ていました。
午前中は大きな船外機のOH。
午後からは昨日入院になったMercury ME5と
Honda BF2DK2を見積もりの為に分解!
まずは、Mercuryの5馬力を・・・
あらら、ヘッドガスケットが抜けています・・・
水を入れたのは引っ越し屋さんではなったようです。
ピストンが完全に固着して分解できません。
でも外して様子を見ないと、見積もりできません。
プレスで圧力をかけて、外せました・・・・・(泣)
シャフトを回すとなんか重いので、ギヤオイルを見ようと・・・
「あれ?出てこない・・・」
少し斜めってますが出てこないとおかしい?
あと・・・ここもおかしい!
インペラーは無事ですが、ポンプ本体が熱で溶けて
通路が狭くなっています。
普通はこんな時、インペラーも熱で変形とか削れたり
しているはずなのですが・・・
なるほど・・・探偵の推測はこうです。
ポンプが溶けて通路が狭くなる。
冷却水が減ってオーバーヒートする。
シリンダーヘッドが反ってヘッドガスケットが抜ける。
ひょっとしたらこの時、ピストンも焼き付いた?
冷却水が流れ込んで、ピストンリング固着。
溶けてはみ出たプラスチック。
「まさかインペラーだけ交換してポンプの変形を見落・・・」
ポンプ本体を外したらシャフトも軽く(インペラーが
入っているのを差し引きしても)軽く回るようになったので、
ギヤケースはそのままにしますか。
オーナー様、こんな感じでした。
次はHonda BF2DK2です。
こちらも分解するのにすっごく時間かかりましたが・・・
今まで見た中で、ダントツNo1です。
なんか、、もう、写っている部分は全部NGですね。
でも、パワーユニットがセーフだったので
何よりです。
キャブレターも分解しますが、
「ん~なんだー、この粉ふいた内部は・・・
そうか、水没機だった・・・」
多分、キャブレターもダメでしょう。
修理後に運転の状況で判断ですか。
BF2DK2の見積に今から入ります。
今日は早く帰れるかな・・・・・・・・?
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