14年間で2016時間使ったBF135A4をあと10年
皆様、ご機嫌はいかがでしょうか?
先週は「神のような」通販注文が来ました。
イラスト付きです。
取扱説明書かサービスマニュアルから転記されたのでしょうか。
非常に助かりました。
8年前に販売した、ソラス社製の「アルカップ4」プロペラの修理依頼が来ました。
このタイプは中身のブッシュの交換ができるのですが
この方式はVOLVO PENTAさんに特許を販売した?とのことで
現在は「ル―ベックス」という方式に変わっています。
中身の部品(トーションロッドなど)手に入るか心配でしたが
問い合わせたら「まだまだ在庫有るよ」と、入手できました。
BF2DHがオイル交換にやってきました。
オイル交換のご依頼は、エンジン/ギヤオイルの交換のみで、
格納点検は、オイル交換+各部の点検になるので内容が少し違います。
金額も少し違います。
HONDA発電機のEX6が修理に入ってきました。
基本的には、発電機の修理はやっていません。
これは以前、お世話になっている方に私が販売したので
私が担当になるので、お引き受けしました。
原因はスパークプラグでした。
ここからは私の経験したことから導き出した
オーナー様へのアドバイスです。
(もしお気を悪くされた人がいたら本当にごめんなさい。
でも、沖に出るということはそれくらい真剣なんです)
今回完全にスパークしなくなっていたDENSO製のスパークプラグですが、
たまに新品の船外機にも付いてきます。
もし私の船外機にDENSO製のが付いていたら
1年ぐらい使ったら、問題が無くてもNGK製に交換します。
もしくは予備を積んで沖に出ます。
NGK製が付いている場合は、2~3年おきに定期交換します。
予備は積みません。
(但し、イリジウムプラグの場合は、上記の差は全く感じません、
ノーマルのニッケルプラグ限定のアドバイスです。)
特に2馬力オーナーさんは、単気筒ですから
スパークプラグが死んだら、100%陸まで漕いで帰ることになります。
最適のご検討を・・・
アジフライの美味しいお店は無くなっていましたが
BF135A4と補機のFT8Dの定期点検に行ってきました。
元々6月のご予約でしたが、オーナー様の急病などで延期に
なっていました。
まずは補機のYamaha FT8Dの整備から・・・
アノードを交換しておきます。
このアノード、長期間交換せずに放置すると
内部で溶け落ちたりして水路を塞いでしまって
2次被害が発生するときがあると聞きます。
数年おきの交換をお勧めします。
オイルやギヤオイルを交換して、
次は主機のBF135A4にかかります。
PC診断機を繋いで履歴を見ます。
センサーの故障は無いようです。
総運転時間は2016時間でした。
このエンジンは平成20年(2008年)に買ってもらったので
14年選手ですが、毎年点検のご依頼を頂いているので
まだまだ元気そのものです・・・と言いたかったのですが
消耗部分はそろそろ出てくる頃なのか・・・
ギヤオイルが白濁していました(泣)
14年2000時間越えでも、
さすがHondaのK24Aパワーユニット本体は全然ピンピンしていますが、
こんなところは仕方ないのですかね。
持ち帰って修理に掛かります。
ああ~ここからでした。
でも14年の塩の固着は簡単に分解させてくれず
知恵を絞って
プーラーくっつけて外してみたら、塩まめしで
シャフト側も削れていたので、バーチカルシャフトも交換することになりました。
オーナーに電話したら、
「あと10年ぐらい使いたい」というので
シフトシャフト&プロペラシャフトのオイルシールも
交換することになりました。
「本当に24年も動き続けるのか」とも思いますが
耐久性の高いHonda製なら、この調子で毎年きちんと点検整備していけば、
使えるかもとも思います。
その時は4000時間ぐらい回っているかな?
上架したままなので部品が届いたら
急いで組立します。
シャフトが変わるので、シム調整もしないといけないので
少し大変なんで~す。
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